👉 年金手帳の再発行     通常、20歳になった方や、20歳にならずとも10代から就職した方などには、年金手帳が発行されていました。20歳の誕生日を迎える頃に、日本年金機構から「国民年金被保険者資格取得届」が届きます。これに必要事項を記入して提出すると、後日年金手帳が送られてきます。10代で就職した方の場合は、勤務先で厚生年金の加入手続きを行うことで、勤務先経由で自動的に年金手帳が届きます。しかし、今年の4月から年金手帳の新規発行が行われなくなります。失くして再発行することが多い証明書ですが、その心配が無くなったようです。

 とはいえ、基礎年金番号は生きており、2022年4月以降は、年金手帳の代わりに「基礎年金番号通知書」という書類が送られます。これからは、この書類を失くさないようにしなければなりません。

 一方、すでにお持ちの年金手帳は、年金手帳の廃止後も引き続き基礎年金番号を明らかにする書類として利用できます。ただし、年金手帳廃止後は再交付の申請ができなくなります。今後は、基礎年金番号通知書の発行・再発行に代わります。手帳にこだわる方は、今の内に再発行しておくとよいです。記念にはなります。

 大事なのは10桁の基礎年金番号であって、年金手続きで番号が必要な場合、個人の証明書を持参すれば、年金の窓口で教えてくれます。年金のサイトによると、「年金の手続きではマイナンバーまたは基礎年金番号を利用するが、海外に転出された場合や国民年金保険料の口座振替の申し出などではマイナンバーではなく基礎年金番号で手続きを行う」と説明されていました。     今後、マイナンバーカードは否応なしに普及が進むと思います。それにプラス「基礎年金番号」ですね。  

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 ドクターショッピングとセカンドオピニオン、それぞれの意味ですが、以下の通りです。医療用語ですが、大分一般的になってきたと思います。    さて、交通事故受傷に限らず、複数の病院に足を運ぶ患者さんが一定数おります。改めて、両者の違いを整理したいと思います。   (1)セカンドオピニオンとは?    セカンドオピニオンとは、自分の病状や治療方針について、主治医以外の他の医師の意見を求めることです。

 患者さんが他院の医師の意見を求める場合、まず、主治医に相談し、紹介状と共にそこでの診療データの提供をお願いすることが基本的な流れです。

 ひと昔前は、「俺の診察が気に入らないのか(怒)」とへそを曲げる医師もおりましたが、現在はより良い医療を検討、あるいは別の医師の見解を活かすことから、ほとんどの医師が理解を示しています。   (2)ドクターショッピングとは?    一つ目の病院の診察に満足がいかず、二つ目の病院へ行ったけれど納得せず、さらに別の病院へ行く、このような病院巡礼を繰り返すことを言います。

 患者の「もっとよい治療法があるはず」との気持ちはわかりますが、多くは根拠の乏しい単なる思い込みのもと、理想の治療や見解を示す医者を探し求めています。経験上、精神的に弱っている患者さんに多いようです。

  (3)ドクターショッピングとセカンドオピニオンの違い    ドクターショッピングをする患者さんにしてみれば、「自分が納得する治療を受けるために意見を求めるのだから、セカンドオピニオンもドクターショッピングも同じでしょう?」と思います。

 しかし、両者は似て非なるものです。その違いとは、まず、セカンドオピニオンは主治医の「第一の意見」に、別の視点を追加・検討し、患者さんにとって最善の治療法を選択するためのものです。これに対してドクターショッピングは、患者さん自身の勝手な期待から、「理想の治療法を勧める病院・医師を探す」ことに終始します。

 また、セカンドオピニオンでは医師間で診療情報をやり取りし、そのうえで「第二の意見」を聞いて、改めて主治医と患者さんで治療方針を話し合います。対して、ドクターショッピングではこのようなやり取りをすっ飛ばして、勝手に別院に受診することが多いようです。最終的にバラバラに医療情報が集まるだけで、主治医の統括が及びません。結局、自分にとって最善の治療がわからず、医師からも「面倒な患者」扱い・・このような窮地に陥るのです。

「知らんわい」

 

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 膝関節はじめ、各関節の痛みの軽減によく目にする治療法です。スポーツ選手の治療法としても有名です。少し調べてみました。   (1)PRP療法(自己多血小板血漿 注入療法)とは? その効果は?

 ご自身の血液中に含まれる血小板を利用した再生医療です。血小板の成分だけを高い濃度で抽出し、患部に注射します。

 スポーツ外来では肘や膝、靭帯損傷・骨折などの治癒を高める目的で行われます。従来の治療法として、テニス肘、ゴルフ肘、ジャンパー膝などの膝の膝蓋腱炎、アキレス腱炎には、ステロイド剤を注射していました。また、変形性関節症の方に対する薬物療法としては、痛み止めの内服やヒアルロン酸の注射などを行ってきました。総じて、靭帯損傷や骨折では、固定して時間を待つしかありませんでしたが、この療法で積極的に改善を図ることができるようになりました。    この療法が痛みを軽減させる理屈を説明します。血液中の血小板には組織修復=自然治癒力を促進する様々な成長因子、サイトカインなどの分子が多く含まれており、これらの分子が周囲の細胞に働きかけ、損傷した組織の修復が促進され、「早期治癒」や「痛みを軽減」させるのです。   (2)膝の痛みに対するPRP治療

 ひざの変形・痛みは、PRP療法との相性が良いと言われています。例えば、膝関節の変形で悩んでいる方は変形の進行に伴い、軟骨がすり減ったり、半月板が傷んだり、炎症が起きてひざに水がたまったりします。PRPはこうした組織の修復を促したり、関節の炎症を抑制を図ります。

 しかし、血小板自体は軟骨や半月板にはならない細胞のため、完全に軟骨が無くなってしまった部分にPRPが軟骨を作ることは不可能です(それは、iPS細胞による再生医療の分野に期待がかかっています)。完全に軟骨が削れて、骨どうしがぶつかり合い骨も削れてしまいO脚が進行、変形性膝関節症になりますが、PRPではそれを進行を抑制する効果を期待しているのです。

 薬物に頼った既存の治療が無効であった方の中にも、PRPを関節に注射することにより痛みが取れる方がいることが分かりました。また、PRPは自分の血液ですので、薬物のように副作用を起こすことは滅多にないというのも、この治療が欧米でも広く支持されている理由の一つです。    <順天堂医院さま、Dr.KAKUKOスポーツクリニックさまHPを参照しました>  

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 プーチン大統領、やる気ですね。いよいよ、明日にもウクライナへ軍事行動でしょうか。      連日、テレビでプーチン大統領を観ることになっていますが、その顔から思い出すのは歴史漫画「センゴク」です。2004年から連載のこの漫画、今月ついに18年の長期連載に終止符、完結するそうです。織田 信長の美濃制圧から始まり関ケ原まで、従来の通説にとらわれず、リアル感を意識した画期的な歴史漫画と思います。もっとも最初の10年は読んでいましたが、長いせいで途中で飽きてしまい途絶・・最終回を前に改めて読み直したいと思います。    この漫画をさらに面白く印象的にしたことは、戦国史上の有名武将の顔に、あるテーマ括りでモデルを採用したことです。観れば一目瞭然、作者の宮下 英樹 先生も確信犯で、キャラのモデルを認めています。今日、改めて確認してみました。わかる範囲ですが。(敬称略)   ○ 上杉家・・・北陸の雄はロシア一家?   ・上杉 謙信 ⇒ ウラジーミル・プーチン

 筋骨隆々、元KGB、柔道家のプーチン! もう謙信のイメージが固まっちゃいました。

・上杉 景勝 ⇒ ウラジーミル・レーニン

 ちょんまげなので一見わかりませんが、よく見ると・・です。あるいは、チャイコフスキーかもしれない。

・蔵田 五郎左衛門 ⇒ カール・マルクス

 確かエンゲルスもいたような・・忘れてしまいましたが。

・直江 景綱 ⇒ グリゴリー・ラスプーチン

 なんと、怪僧ラスプーチンまで! さすがに笑った。

 

○ ...

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 最近、とある依頼者さまの検査でサーモグラフィーを実施することになりました。お馴染みの赤~緑色に温度変化を観る画像検査です。最近では、コロナ対策として病院の入り口に体温を計るカメラがありますが、これはサーモグラフィーの応用で、スポット放射温度計と呼んでいます。

 サーモグラフィーは様々な症例に使われますが、多くは抹消神経障害や血流障害を観察するものです。どこの病院でも設備があるものではありません。来週あたりに紹介状を得て、患者さんに撮ってもらおうと思います。   (1)サーモグラフィーとは

 簡単に言いますと、赤外線(放射線)温度カメラを用いて皮膚表面の温度分布を測定し、画像表示したものです。この検査は末梢の循環障害検査などに用いられています。   (2)標準値(温度)は?

① 手指:31.1〜33.7℃ 手背:31.8〜34.2℃

② 大腿:32.6〜35.4℃ 下腿:32.6〜35.8℃ 

③ 足首:32.0〜35.4℃ 足背:32.0〜34.6℃    通常、皮下脂肪の多い部分の温度は低く、皮下脂肪の薄い筋肉質の部分では温度が高くなります。また、手指、足趾先端は、血管運動が他の部分に比べて高度であるため、温度変化が大きく、左右差が出やすくなります。四肢の場合、左右対称で、左右差が0.6℃以下が正常とされています。

< 参照:『新訂版 検査値早わかりガイド 第2版』 (編著)江口正信 >      この検査機器、大学病院にしかないと思いきや、意外と個人開業医でもできたりします。かつて、むち打ち患者で上肢~手指に神経症状が残った患者さんのエビデンス(医学的な証拠)として、熱心に検査をして頂いたお医者さんがおりました。面白いので自賠責の後遺障害申請に検査画像を提出しました。

 結果は・・当然に14級9号止まり。やはり、自賠責では検査結果として重きを成していないようです。  

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 通常、電車での移動が多くを占めまが、東京駅から高速バスを利用することがあります。関東周辺県は電車の便が良く、また遠方は新幹線の利用がファーストチョイスとなります。高速バスはちょっと半端な距離であったり、特急電車の本数が少なく、総じて便の悪い地域になります。    そもそも事務所を都心、東京駅へ徒歩圏内に置いた理由こそ、移動の利便です。電車網・新幹線発着の為の東京都心です。加えて、東京駅からバス一本で行ける病院同行はまさに狙い通りなのですが・・。過去、きつかった高速バスによる病院同行ルートは以下の通り。   ○ 長野県飯田市・茅野市・・・新宿バスタから5時間。山梨・長野方面は東京駅発はなく、もっぱら新宿発です。まず中央線で新宿に電車移動の面倒が入ります。そこから甲府や松本までの特急一本ならさほど不便を感じませんが、とくに南アルプスのおかげで山脈を迂回する長野県南部は、特急の便少なくローカル線の接続悪く、バスが優先となるのです。   ○ 静岡県富士宮市・・・こちらのバス路線はよく遅れます。東京駅発の時間も珍しく遅延が二回。帰りは都心の渋滞にあいやすく、やはり遅れます。にもかかわらず、新幹線で沼津、あるいは新富士からの接続が悪く、バスを選択することになります。   ○ 千葉県銚子市・旭市・・・東京駅からの特急しおさいの本数が少なすぎ、たいてい、希望時間通りに動けません。すると、高速バスは運賃安く、乗り換え無しから選択します。しかし、往路で2時間20分、復路で2時間40分、この間、休憩はありません。その日は5時間バスに乗りっぱなしとなり、やはり疲れるものです。本日がその日でした。

 

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 かつて、有名雑誌2誌から取材を受けたことがありました。   👉 女性セブンの取材 報告    インタビューは1時間足らずでしたが、出来上がった記事を読むと、大分、話が端折られている印象でした。何より、記事に書きたい事は予め決まっているようで、記者は私の回答をそれに近づけようとしていた節があります。誘導?なるほど・・これがマスコミなんだなぁと、妙に感心したものです。    さて、やや悪意のある質問に対して、神対応した有名人の話を二つ紹介します。真のスターは、マスコミの悪意など跳ね飛ばす光をまとっています。

 

杉良太郎さん、被災地の炊き出しは「売名行為です」と    時代劇の大スター、スギさま。杉 良太郎さんと演歌界のスター伍代 夏子夫人は長年にわたって被災地支援や福祉活動に精力的に取り組んいます。東日本大震災の後、トラック20台分の支援物資を集め、被災地で炊き出しをしていた際、記者から「売名ですか?」と聞かれた時のエピソードは、いまだに語り草になっています。

 スギ様がカレーを温めてる時に、テレビカメラを伴ったリポーターが取材、質問は「売名ですか?」と。    スギ様は、「もちろん売名だよ。売名に決まってるじゃないか」と返しました。    これはテレビで放送された一幕でした。この記者は、売名などする必要のないほどの大スターにこれを言わせてしまった・・。

 シニカルな返しに聞こえますが、深い言葉と思います。困っている被災者にとって、温かい食べ物や物資の支給が有難いことは言うまでもありません。その意図が善意だろうと、ある種の計算が込められたものだろうと、その温もりは変わるものでありません。私はボランティアの行為に関して、その真意など、どうでもよいと思っています。マスコミが偉そうに真意を探る、行為を貶めるなど、ゲスの勘繰りどころか醜悪極まりない。大スターの返答を前に、この記者がこっけいに見えたのは言うまでもありません。     養護学校でサッカーをするカズに意地悪な質問    ご存じサッカー界のレジェンド、カズこと三浦 知良選手の話です。ある時、障害を抱えてる子供達の施設を訪問、子供達とサッカーを始めました。子供たちの中には重度の障害で手足が満足に動かない子もいましたが、皆必死にサッカーをしました。

 サッカーが終わると、取材で来ていた新聞記者はカズさんに質問をしました。「カズさん〇〇新聞ですけど、こういう施設にきて子供たちとサッカーをしてあげているというのは、やはり好感度とか人気取りなんでしょうか?」と少し意地悪な口調で聞きました。

 突然のインタビュー、かつ不快な質問に対して、三浦知良選手は笑顔でこう言いました。     「僕が彼らに何かをしてあげてるって?いいや!そんなことはない、逆に僕が何かをもらっているようには見えなかったかい?」     こう言うとカズさんは、車を走らせて立ち去ったそうです。 かっけぇ~! 

 記者は自分の質問を後悔したはずです。これぞキングカズ、彼こそ真のスーパースターなのです。

 

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 失くしてしまう大事な書類の上位にくるものです。このオレンジ色の手帳。       新卒でサラリーマンになり、退職時にもらった記憶があります。失くしてしまった場合、市役所(あるいは年金事務所)で簡単に再発行できます。

 時折、年金事務所から既払い額+予想支給額の明細が葉書で届きます。もう10数年で年金をもらう歳になったのですね。  

○ 質問    年金手帳を紛失してしまった場合、どうすればよいですか。   👉 回答    お手元に見当たらない場合、紛失してしまった場合は再発行できます。    お住まいの区の区役所・総合支所担当課または住所地を管轄する年金事務所でお手続きください。後日郵送されます。    お持ちいただくものは免許証や保険証など本人の確認できるもの、年金番号のわかるものです。   ※ ...

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【事案】

自転車で交差点を横断中、右折してきた車に衝突され受傷。鎖骨、肋骨を骨折したもの。   【問題点】

事故から1年半以上経過してからのご相談であり、すでに4ヶ月前に治療費を打ち切られていた。そのため、後遺障害申請をすることなく、相手保険会社から提示を受けている状況であった。

また、肋骨の変形癒合(12級5号)による後遺障害は、「裸体で確認できる」ほどが条件なので、等級はつきにくい。 【立証ポイント】

肋骨部に関しては、目立つ変形はなく、肩甲部から背部にかけての痛みが残っていたが、肋骨骨折による影響なのか鎖骨骨折の影響か不明瞭であった。肩の可動域制限は数値上、10級のレベルであったが肩に器質的損傷はないとの判断から認定はされなかった。その代わりなのか、癒合状態も良好なはずの肋骨部の器質的損傷から、自覚症状の裏付けになることから12級13号認定となった。

「鎖骨の骨幹部ではどうしても可動域を認定することはできないが・・・。しかし、12級5号だけではあまりにも可哀想である。」というように審査員が判断してくれたのかは謎のままであるが、今までの認定パターンから外れる、なんとも不思議な結果となった。

※ 併合の為、分離しています

(令和3年12月)  

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 今までの相談者さんに弁護士や医師もおりました。どの職業であっても交通事故を起こしては「まずい」ことは言うまでもありません。とりわけ、世間で先生と呼ばれる立場ですから、かなり「まずい」ものです。    振り返ると、交通事故被害者で弁護士さんが2名、加害者の医師が2名おりました。守秘義務から詳しくはお話できませんが、通常の被害者と違うことがあり、その特殊性だけでも少し。    被害者の場合ですが、相手保険会社との交渉において、それが弁護士なら話が早いと思いますが、そうでもありません。被害者の職業が法律の専門家であろうと、保険の担当者は保険会社基準での賠償金提示、弁護士の請求するいわゆる「赤い本」はガン無視です。そこは、弁護士(本人)からの交渉であっても、普通の被害者扱いなのです。仕方なく、その被害者先生は別の弁護士に依頼し、その代理人弁護士の交渉により「赤い本」基準での慰謝料に増額、解決しました。被害者の職業が弁護士であっても、弁護士に依頼しないと・・損保は態度を変えません。まぁ、そういうもんなんでしょう。    加害者の医師は困った人でした。これは依頼者さんではないので秘密厳守はありませんけど、やはり、詳しく話すことはできません・・。その、医師だったということは、後の警察の説明で分かったことです。なぜなら、当て逃げでしたので。結局、保険会社に任せて解決したのですが、相手の職業によってはやるせなさが増すものです。    また、変わったところでは、受任した被害者さんの主治医がひき逃げで捕まった件はありました。かつて、弁護士先生でもちょっと、いえ相当問題ある人がいました。医師も弁護士も金に汚い人は普通に存在しています。もちろん、行政書士もです。不道徳、悪い人は一定数いるもので、その職業は関係ないと言う事でしょうか。

   以前、弁護士費用特約から報酬をMAXとって、裁判でも弁護士費用10%を重ねて収入した弁護士さんがいました。物の筋から、二重取りせずに差額は返還すべきでしょう。子供でも分かる理屈です。    

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 これは、常日頃から感じていることですが、自賠責の認定基準はかっちり決まっている前提ながら、微妙なさじ加減で等級のバランスをとっているのではないか・・。それは等級の系統や序列に準じた、認定基準の範囲での調整となりますが、複合的に障害が重なっている場合はとくに、自賠責側の思惑を感じるのです。

 同じ○級でも実際の障害に比して軽い、あるいは重すぎるジャッジになることがあります。それは基準に照らした結果ですが、複数の障害認定がある場合、わずかに軽重を調整しているように感じます。認定ルールに矛盾を持ち込む程ではありませんが、そのような認定をいくつか経験しています。本件もその一つと思います。うまく説明できませんが・・。

 

背中が痛くて12級13号は予想外でした  

12級5号:鎖骨骨幹部骨折 12級13号:肋骨骨折(70代女性・山梨県)

【事案】

自転車で交差点を横断中、右折してきた車に衝突され受傷。鎖骨、肋骨を骨折したもの。

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【事案】

自転車で交差点を横断中、右折してきた車に衝突され受傷。鎖骨、肋骨を骨折したもの。

【問題点】

事故から1年半以上経過してからのご相談であり、すでに4ヶ月前に治療費を打ち切られていた。そのため、後遺障害申請をすることなく、相手保険会社から提示を受けている状況であった。   【立証ポイント】

すぐにご自宅へ伺い、鎖骨の変形具合を確認したところ、今までの被害者の中でもトップクラスに変形が目立っていた。高齢者の場合、変形や転位があろうと手術を回避する傾向なので仕方ない。後遺障害診断は予約制とのことで後日、医師面談し、鎖骨の変形と可動域制限、自覚症状を丁寧に説明し、後遺障害診断書をご記載いただいた。しかしながら、ここからが長く、後遺障害診断書を受け取るのに3ヶ月半もかかってしまった。

既にこちらの準備(外貌写真作成等)はできていたため、書類完成後は1週間以内に提出、申請からわずか3週間で12級5号認定となった。

※ 併合の為、分離しています

(令和3年12月)  

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 都市部は雪に弱い。    本日、交通の乱れを予想、午後から事務所を閉めることに決定しました。

 連絡はメールか、お急ぎの場合は担当者の携帯にご連絡下さい。

 皆様も不要不急の外出を控え、明日は路面凍結による転倒に十分ご注意下さい。

 代理店時代も大雪は営業を中止、事務所で事故対応のみとしていました。    明日から3連休で良かったと思います。

 

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まさに労災の壁?   ○ ケース2

 病院で自賠責の診断書・後遺障害診断書を依頼した場合。   <熟知している病院>

 スムーズに書類を作成していただけます。   <間違った知識の病院>

 当院では、治療費を自賠責で頂いておらず、労災適用となっておりますので、自賠責に関する書類は一切作成することができません

👉 労災を使用した場合であっても、自賠責の枠120万円に求償、若しくは後遺症が残った場合には、申請するために必要な書類であると説明し、ご納得いただける場合には問題ありません。これは健康保険を使用した場合も同様です。中には、「自賠責の書式では作成することができませんので、病院書式の診断書であれば作成することができます」という案内がされることもあります。この場合でも、自賠責は受け付けてくれるので、基本的には大丈夫だと思います。   ○ ケース3

 交通事故で、労災治療をお願いする場合。   <熟知している会社担当者>

 相手方がいて、任意保険が付帯されている交通事故であっても、労災を適用することを承知していただき、手続きに協力してくださいます。   <間違った知識の会社担当者>

 相手方がいて、任意に保険が付帯されている交通事故の場合、120万円の枠が終わってからでないと労災を適用することはできませんと回答されることが非常に多いです。それが通勤災害で、もっぱら相手の過失による場合は、会社に労災使用のデメリットはありません(業務災害の場合、会社の業種・規模が一定以上ですと、直近の件数によっては保険料が上がる可能性もあります)。しかしながら、相手の保険が使えるのであれば、労災は使用できませんという認識を持たれている方が非常に多いです。

昔は労基にも・・    労災が適用できるかどうかについては、非常に大きな問題です。こちらに過失がなく、14級程度の後遺障害が見込まれるような事案では、治療費は保険会社、後遺障害申請と特別休業支給金のみを労災に申請という流れで問題ありませんが、こちらに過失があり、重篤な事案の場合には、治療費を圧縮する必要があります。この作業をするかどうかで最終的にもらえるお金が全く変わってしまいますので、ご注意ください。  

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 病院とは、とかく待つものです。患者さんは予約していたとしても、平均、受付から受診まで30分は待つようです。    病院同行・医師面談は私達の業務中、多くを占めます。実際の医師面談時間以上に待ち時間を食うものです。

 街の整形外科は混んでさえいなければ30分以内で済みますが、大学病院ですと1時間は普通です。最高で4時間待ちがありました。もう、待ち時間だけでくたびれてしまいます。なにせ、いつ呼ばれるかわからないので、その間、急いでトイレに行く、たまにすぐに戻れるところから電話連絡を時折挟むことはあります。しかし、呼ばれる時間が分からないことが普通で、医師面談を前にずっと緊張が解けません。だから疲れるのです。さりとて時間を有効に使う事ができず、貴重な時間を浪費していきます。むじろ、何か仕事をしていた方が疲れません。    本日は待ち時間こそ30分程度でしたが、めずらしく受診後の精算に大変待たされました。紹介状の記載や画像ディスクの作成があったにせよ、1時間15分は最長記録でした。待たずに、患者さんに任すこともありますが、何かと窓口でのやり取りが複雑になる事故絡みの受診、窓口手続きも付き添うことが多くなります。    最近は病院側もシステム化が進み、予約や精算を一括管理・対応するソフトも普及しています。昔ほどの待ち時間は無くなりつつあります。それでも、人間が管理している医療事務はまだまだ多いものです。私達の仕事は、病院窓口に限らず、役所窓口に対して、人間対人間の折衝が多くなります。一番辛い仕事である「待つ」ことは避けられそうにありません。

   

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 弊所では自賠責保険請求が主な業務内容ですが、労災も絡む事故が非常に多いです。こちらに過失がある場合で早期のご相談・受任の場合には、労災手続きからサポートしておりますし、過失がない若しくはご相談・受任が事故からある程度経過している場合には、後遺障害申請・休業特別支給金のサポートをしております。病院窓口も熟知している方から、全く分かっていない方、分かっていないのにも関わらず、間違った知識を説明してくる方(このタイプが一番厄介です…。)など、様々です。ある程度件数をこなしている私どもでさえ難しいと感じてしまうくらいなので、初めて事故に遭った被害者さんたちが、病院窓口の言うことを聞いて間違った方向に進んでしまうのは仕方がないかもしれません。今回は現場でよくあるケースをいくつか並べてみます。   ○ ケース1

 病院窓口で労災の後遺障害診断書、若しくは休業給付書類を依頼した場合。   <熟知している方> ・当院では、費用は直接労災に請求しますので費用はかかりません。診断書だけお預かりします。 👉 病院が直接労災に請求してくれるパターン

・当院では、費用を患者さんに4,000円を立替えてもらうことになっておりますので、業務災害では様式第7号(1)、通勤災害では様式第16号の5(1)を提出してもらえれば、領収書と併せて労災に提出してもらえれば、費用はあとで返金されますよ。 👉 患者が労災に請求するパターン 続きを読む »

【事案】

歩行中、立体駐車場に入庫しようと右折してきた車に衝突され受傷した。以来、全身に渡る骨折で苦しむことに。   【問題点】

リハビリ病院に依頼したとされる後遺障害診断書が既に完成していたが、後方固定術の記載がなく、詳細は主たる病院に記載してもらうようにという内容だったため、救急搬送先の病院に作成依頼をしに行かなければならなかった。

(参考画像:腰椎の固定術)   【立証ポイント】

面談後、ちょうど経過観察のために主たる病院受診が予定されていることを伺い、病院同行となった。ご本人は高齢者施設に入居しているため、ケースワーカーさんと一緒に主治医と面談、後方固定術の記載を依頼した。ご本人の体調を鑑みて脊椎の可動域計測は実施しなかったが、医療照会により可動域制限も認められ8級2号が認定された。

器質的損傷がないにもかかわらず、可動域制限が認定されたケースは弊所での前例がない。もちろん、固定術をしたという点から自賠責の基準に照らしての判断であるが、本件は全身を相当程度損傷しているため、審査側の温情を思わせる認定となった。

※ 併合の為、分離しています

(令和3年10月)  

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【事案】

歩行中、立体駐車場に入庫しようと右折してきた車に衝突され受傷した。心臓損傷から血気胸、さらに脾臓・腎臓に損傷が及んだ。  

【問題点】

リハビリ病院に依頼したとされる後遺障害診断書が既に完成しており、臓器の損傷に術式等の記載があり問題はなかった。   【立証ポイント】

緊急手術にて脾臓を摘出していたため、問題なく13級11号認定となった。毎度、臓器の等級は低め。比較的回復するものだからだろう。

※ 併合の為、分離しています

(令和3年10月)  

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 たまに贅沢なディナーやランチ、あるいは高価なグッズ・高級品を買う・・人によって自分へのご褒美は様々です。    ○万円もするような食事は、まずいわけがありません。期待通りの満足が得られます。また、趣味に沿ったグッズ、例えば、男性なら高価なゴルフクラブ、女性ならブランドのハンドバックなどもご褒美でしょう。お金をかけるばかりではなく、何もしないで一日中海を眺めるなど、時間の使い方も一つ、贅沢は人それぞれです。    贅沢にはマイナス面も付随することがあります。おひとり様なら誰も文句を言わないでしょうが、家族持ちの場合、高価な買い物は家族の目を盗むか、理解が必要です。そのような不便もさることながら、高級な食事はたいてい高カロリーで、中高年の健康には害になります。ご褒美であっても、やや痛みを伴うのです。    前置きが長くなりました。コロナ下、私の選んだご褒美は、↓ の通り。うまい棒の大人買い・大人食いです。      子供の頃は何故か1日1本がルールでした。いつかルールを破りたい・・色々な味を一斉に試したい願望をついに実現させました。口内の水分をやたら持っていかれますので、ビールを飲みながらパリパリ・・・どれも納得の風味です。しかし、栄養バランスが悪く、血糖値・コレステロール値に害があります。そう、中高年にとって勇気ある挑戦なのです。

 4/1から12円になる値上げ前です。1本10円を12本=120円とコストは低くとも、健康を気にする世代にとって、ある意味、大変な贅沢と言えます。お金をかけるばかりが贅沢ではない、これもその一つと思います。    値上げについて 👉 うまい棒、なんと42年ぶりに値上げ    購入は↓、某有名温泉地の駄菓子屋さんです。今や全国的に残り少ない駄菓子屋さん。銭湯の存続のように、政府から補助金だして存続できないでしょうか。

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【事案】

歩行中、立体駐車場に入庫しようと右折してきた車に衝突され受傷した。以来、全身に渡る骨折で苦しむことに。   【問題点】

入居している介護施設に面談に行った際、変形等を目視で確認したが(骨盤・肋骨は確認できず)、特に変形はなかった。

 

【立証ポイント】

後遺障害診断書上でも「変形癒合」との記載はなく、外貌写真すら添付しなかったが、レントゲン画像(レントゲンでも変形は見られなかったが・・)で判断したのか表題の3部位全てに12級5号が認定された。もっとも全身にわたって認定を受けているため、最終的な等級に変化はない。

ムチウチの”ついで認定”はよく目にするが、外貌で分かるレベルでないと認定されない変形障害について、こんなにもあっけなく認めてしまうという、なんとも不思議な案件であった。

※ 併合の為、分離しています

(令和3年10月)  

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