今年、顔面線状痕の申請2件で食い違いが生じました。    それは、両方の瞼(まぶた)にできた傷です。一方は、左右両方のまぶたのキズを合計して4cm+2cm=6cmで9級16号(5cm以上のキズ)が認定されました。もう一方も両方足して5cm以上ですが、片方だけのキズで12級14号(3㎝以上のキズ)に留まりました。      線状痕の基準では、「離接するキズ」を合計して判定するケースがあります。さすがに、両まぶたは離れていますから、隣接には当たらないと思っていました。ところが、前者の認定では、醜状痕の面接があり、連携弁護士が随伴したところ、離接=キズを合計してくれました。その弁護士の報告に軽くびっくりでした。後者の申請ではどうなるか、注目していていましたが、離接の判断はしてくれませんでした。

 自賠責保険の判定は全国的に一致が当然で、確固たる基準が守られております。そうブレはおきません。それでも、人の判断に委ねられている以上、このようなダブルスタンダードが起きることもあります。あくまで、稀なことでありますが・・。  

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 かつての記事に今頃アクセスが急増していますが、そうだったのか・・     その記事 👉 「あしたのジョー」で高次脳機能障害を語る    『あしたのジョー』の作者で、2024年には漫画家として初めて文化勲章を受章したちば てつや先生、10月22日に87歳で亡くなったことが発表されました。

 「あしたのジョー」とは、戦争孤児で少年鑑別所上がりの不良少年が、下町のドヤ街(禁止用語になるのでしょうか?)に流れ着き、ボクシングを始め、そこから世界チャンピオンに挑戦するまで這い上がるストーリーです。背景はバリバリの昭和です。もはや戦後は終わり、高度経済成長期の時代です。順調にサラリーマンになり所得が上がる人々、一方でそこからこぼれ落ちた人々が流れ着く山谷のドヤ街・・時代の影の部分と思います。スポ根漫画の中で、もっとも丁寧に労働者階級の機微を描いた、言わば東京下町の一大叙事詩です。

 実は、ジョーはアメリカンドリームの象徴「ロッキー」より早い作品でした(ジョーは1968年連載、ロッキーは1976年公開)。ロッキーもフィラデルフィアの貧民街からチャンピオンになりますが・・・ジョーは試合に敗れ、その後の生死すらわからず終了しています。     続きを読む »

 かつて、沖縄での交通事故相談会、その日の夕食を現地の弁護士さん・スタッフさん達とご一緒させていただきました。

 泡盛の水割りで乾杯、宴席は和やかに進みました。元看護師のスタッフさんから、熱心に医療や保険のご質問をいただいたものです。そして、質問が終わるたび、私の杯に注がれる泡盛・・確か水割りだったはずですが、注がれるのは泡盛だけです。どうも水を割っていません。結果として、4杯目にはほぼ100%の泡盛を飲んでいる状態になりました。「すみません、これでは酔ってしまいますが~」と伝えても、    「若い人は飲まなきゃだめょ~」とだけ。いつの間にか水どころかマドラーも見当たりません。それと、私はもう若くはありません。    そして、おつまみに手を伸ばすと、    「チーチーカーカーになるから、どんどん飲んでねぇ~」と。    「チーチーカーカー」・・なぞの擬音語?それとも擬態語? その言葉とアルコールで頭がくらくらしてきました。「チーチーカーカー」とは何でしょう?    最近、日テレのバラエティー番組「秘密の県民ショー」でようやく謎が解けました。どうやら、のどが渇く、それも汗をかいた状態ではなく、食べ物によって口内が渇く状態を指している状態を指すようです。確かに、サーターアンダギーやちんすこうを食べると、驚くほど口中の唾液が持っていかれます。沖縄のお菓子は飲み物なしでは飲み込めないとすら感じます。だからと言って、度数30度の泡盛で流し込むなど、もはや暴力でしかありません。    そのスタッフさんですが、その2年後にご病気で逝去されました。チーチーカーカーはそのスタッフさんを偲ぶ言葉でもあるのです。    

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 医師面談を長く続けておりますと、様々なエピソードが積み重なってきます。当然、ほとんどの医師は普通にご対応下さり、とくに問題は起きないものです。しかしながら、面談拒否や明らかにおかしな先生も少数ながら存在します。医師も人間なので、それぞれ個性があって然りです。

 今回、ご披露するケースは、医師から「出禁な」と言われたケースです。この背景てすが、患者さんが自らのケガの精査の為、方々へセカンドオピニオンを求め、その紹介状を何度も主治医に頼んでしまったのです。      確かに医師にとって、ドクターショッピングと言って方々の病院へ行きたがる患者はやっかいで面倒なものです。この患者さんは、ある大手法人弁護士事務所に依頼しており、担当弁護士の指示で検査を他院に求めていたのです。ところが、その弁護士は具体的な検査内容やそれが可能な病院を知らず、ただ乱暴に「他の病院で検査をしてもらって下さい」と紹介状を乱発させたのです。それで主治医から嫌われ、にっちもさっちもいかなくなりました。この弁護士への信頼も揺らぎ・・・弁護士交代に至りました。

 その後、交代した弁護士から秋葉に依頼がありました。いつも通り、丁寧に症状と画像を精査しました。この所見からは、○○の専門医の診断が必要と判断し、それが可能な○○病院へ誘致することにしました。そして、すでに機嫌を悪くした主治医に、再度「最後にもう一院の紹介状をお願いします」と平身低頭、お願いに病院同行したのです。

 病院はすでに塩対応ですから、なかなか診察の許可がおりません。直接、医師と話ができないので、秋葉は医療事務員を通じて、粘り強く事情の説明を続けました。その結果、2回目の同行でようやく診察が叶いました。不機嫌を通り越して、ぷんぷん(怒)の主治医ですが、「紹介状を書くのはこれが最後だが・・」なんとか応じていただきました。 次いで、    「出禁な」     キャバクラなど水商売で聞くセリフでしたが、まさか医師からとは・・・何かおかしくなってきました。    その後、誘致先の専門医による検査と診断を経て、無事に後遺障害診断書が完成、等級認定に至りました。本件を総括しますと、不案内な弁護士の闇雲な指示で、主治医に迷惑をかけ、事件が迷走してしまったと言えます。たとえ法律の専門家とは言え、医療知識と地域の病院情報、何より人の機微がわからないと、上手くいかないものです。幸いにも秋葉の介入により、水際で助けることができました。本件の被害者さんは、この病院出禁と引き換えに解決に向かっています。  

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 中高年の大半の人が、肩関節や腰痛持ちなのです。肩関節炎や四十肩五十肩で、誰もが肩の痛みを経験するものです。事故受傷で肩関節痛を訴えても、自賠責保険の審査側は「また、混ぜてきたな(怒)」と思うのです。

 我々としては、疑われる主張をする被害者に対し、事故受傷と元々の痛みを分けるように厳しく接します。仮に、不幸にも事故を契機として肩の不調を発しても、骨折や肩腱板損傷が無い限り、改善に努めるよう指導します。その症状が長引く原因の多くは、年相応のもの=年齢変性、病気的なもの、運動不足などが関与しているからです。あくまで事故による障害に絞って訴えるべきなのです。

ここ数年来、通院日数(の多さ)はあまり参考にされていないようです  

非該当⇒14級9号:頚椎捻挫(70代女性・静岡県)

【事案】

自動車で交差点を直進中、右方から自動車と出合い頭に衝突。以後、頚部痛と肩関節痛に悩まされ理学療法が続いた。   【問題点】

100日を超える通院後に相手保険会社の勧めで後遺障害申請するも非該当に。損保代理店さんからの紹介で弊所で再申請することになった。    【立証ポイント】

だいたい、骨折・脱臼のない肩関節の不調を訴えると自賠責保険の機嫌を損ねる。肩の症状は、一次的には事故受傷の影響を認めるも、半年も続くようであれば単なる年齢変性、それに類する肩関節炎が疑われるからある。

事前に交通事故患者に協力的ではない病院であることがわかっていたので、医師面談せずに淡々と追加書類を依頼、頚部痛に絞って異議申立を提出した。2カ月余り待たされたが、大逆転の結果となった。  

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【事案】

自動車で交差点を直進中、右方から自動車と出合い頭に衝突。以後、頚部痛と肩関節痛に悩まされ理学療法が続いた。   【問題点】

100日を超える通院後に相手保険会社の勧めで後遺障害申請するも非該当に。損保代理店さんからの紹介で弊所で再申請することになった。    【立証ポイント】

だいたい、骨折・脱臼のない肩関節の不調を訴えると自賠責保険の機嫌を損ねる。肩の症状は、一次的には事故受傷の影響を認めるも、半年も続くようであれば単なる年齢変性、それに類する肩関節炎が疑われるからある。

事前に交通事故患者に協力的ではない病院であることがわかっていたので、医師面談せずに淡々と追加書類を依頼、頚部痛に絞って異議申立を提出した。2カ月余り待たされたが、大逆転の結果となった。   (令和8年10月)  

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 「平等」と「公平」の違い、良くあるテーマですが、まずはAIに聞いてみましょう。    公平と平等の違いは、「結果の差をどう扱うか」 にあります。平等は「みんな同じだけ与える」こと、公平は「状況や努力に応じて妥当な差をつける」ことを指す場合が多いです。   ○ 「平等」とは

 平等は、立場や属性にかかわらず、人としての価値は同じだという考え方です。法や制度では、性別・人種などで不合理に差をつけない「相対的平等」が原則とされます。

(具体例)

・同じ仕事なら、性別に関係なく同じ賃金水準を目指す

・選挙で一人一票を保障する   ● 「公平」とは

 公正・公平は、手続きや分配が偏らず、妥当であることを指します。英語の fair に近い概念です。「同じだけ与える」より、「貢献度・必要度・事情」を考慮して配分する考え方が含まれます。

(具体例)

・成績や成果に応じて奨学金やボーナスの額を変える

・障害や病気で不利な人には追加の支援を行う   続きを読む »

 「ありがとう」 「ごめんなさい」    もう一つ、「ご馳走様でした」    これらが言えない人がそこそこ存在します。私も毎日たくさんの関係者と電話やメール、面談をしていますが、お互い気持ちよく仕事をする上で、これらの言葉は枕詞や追伸のようにくっつくものです。仮に感謝や謝罪の気持ちがなくとも、習慣的にくっつけています。少なくとも社会人マナーとして、そう教わりました。    感謝や謝罪をしたからと言って、何も減るものはありません。言わない人は変なプライドが邪魔しているのでしょうか・・。他者に敬意を払うことは、自分の気持ちも晴れ晴れとするものです。飲食店を利用した後、店員さんに「ごちそうさま」と言ってみれば分かります。店員さんもきっと笑顔で見送ってくれるはずです。

 

 

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 弁護士費用特約の普及で気軽に弁護士に相談・依頼できるようになったことは、交通事故被害者にとって間違いなく良い事です。しかし、全て万事において、弁護士を利用すべきとは思いません。弁護士特約利用の場面を改めて考えてみましょう。   ① まず、事故の加害者に任意保険があれば、その担当者から治療費や休業損害の支払いについて案内があります。多くの場合、治療費は病院に直接支払ってくれます(一括払いと言います)。また、休業損害も職場に証明書を書いてもらい、提出すればスムーズに進むはずです。しかし、この中で収入証明の難しい業種があります。容易に証明書が得られるサラリーマンではなく、自営業者や自由業の方々です。自らの収入を証明する為に提出書類が余分に必要となります。保険会社は当然ですが、何が必要かをガイドしてくれます。それら証明書類が提出されなければ、払ってくれません。   ② 自動車も工場に入庫すれば、保険会社からアジャスターが派遣され見積 → 協定 → 着工 → 完了・支払いと進みます。一般的には、この流れです。その修理費ですが、とくにバイクの見積などでは、部品代で保険会社の見積と対立することが多いものです。自動車が全損になった場合でも、その査定額を巡り対立します。保険会社はいつだって底値を提示してきますから。対する被害者は、部品や自動車の値段を示す資料を揃える必要があります。     ここで行き詰って、「特約を使って弁護士に任せよう」と考えることになります。しかし、経験上、弁護士を介入させたからと言って、劇的に被害者の言い分が通ることは少ないものです。①と②共に、保険会社からスムーズに支払いを受ける為には絶対に必要な過程ですから、弁護士が介入しても作業は同じ、せっせと証明書・資料を揃えて提出することには変わりません。

 つまり、直ちに弁護士に救いを求める段階なのか考えるべきです。この段階では、被害者と保険会社の担当間でのやり取りで足りることばかりです。それなのに、やり取りが面倒なので任せたい・・と言われても、本来、弁護士の仕事とは言い難いものです。

 もちろん、弁護士の介入でケンカ腰の交渉が穏やかに進む効果はあるかもしれません。ところが、この紛糾の多くは、被害者が必要な資料の提出を拒んでいたり(出せない?)、必要以上に強硬だったりと、そもそも被害者側の態度に問題ありか、怠慢に過ぎない事が多いのです。それを何でも屋のように弁護士が介入することは、本来の弁護士の仕事ではないと思っています。弁護士は法律の専門家ですから、一次的な請求書類の提出は被害者の責任であり、それが法的に対立した場合に初めて弁護士の登場となるものと思います。

 これまでの例でも、被害者が保険会社の要請する収入証明の書類を出さない、早く自動車を修理に出さない、修理か買替かを早く決めない、さらに代車を返さない、被害者と連絡がつきづらい、または応じない、最悪は無理難題や過剰な請求を保険会社に突きつけるなど、被害者側が困ったちゃんなのです。「俺は被害者だっ、入庫も書類集めも全部、相手保険会社がやるべきだ!」と考える方もおります。しかし、損害の請求と立証は、法的に被害者側の仕事になります。

 この騒乱に介入したい弁護士はいないと思います。ましてや、保険会社が報酬をきっちり決めている弁護士特約の相談料程度では、余程のことがない限り弁護士は動かないものです。まぁ、毎月10万円位の顧問料を払って雇っている弁護士なら対応してくれると思いますが。    弁護士は何でも屋ではありません。まずは、被害者さんが普通に相手保険会社とやり取りする必要があります。できれば、自身の契約する保険代理店さんのアドバイスやフォローで一次的に進めるべきと思っています。弁護士は、慰謝料や逸失利益の増額など、その法的分野を頼む専門家と思っています。

 ただし、被害者さんが高齢者や障害者で保険会社と上手く交渉ができない場合や、そもそも相手が無保険などは、弁護士の早期介入もやむを得ないと思います。このような例外的な場合は除く事を申し添えます。      

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 数年ぶりですが、スイス勤務の同期生の一時帰国に合わせて4人だけ、田町に集まりました。海外組と合流です。

 私以外の二人もアメリカ、中国と海外勤務が長かったのですが、現在、国内勤務とあって都合が合いました。大学の剣道部、同期生や前後の期生は海外勤務が多く、簡単に集まれません。その点、国内組の秋葉は都合がつけやすいと思います。みな英語が達者ですが、一番英語が下手な秋葉はかつてビートルのバンドで200曲もの英語歌詞を覚えること、発音をネイティヴに正す事で大変苦労しました。人間、得意分野を伸ばすことが理想的ですが、苦手分野に取り組まなければならないこともあるわけです。    さて、海外組にとっては久々の日本ですから、日本料理に箸が進みました。お造りは以下の通り、美しい配列でした。

   くだらない昔話や最近の国際情勢まで話題は尽きず、実に4時間の長っ尻になりました。次回は永遠の国内組である私が音頭を取らなきゃと思いました。  

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 交通事故のケガでお仕事を休んだ場合、保険会社から「職場で休業損害証明書ご記載いただき、事故前年の源泉徴収票(写)と一緒に提出して下さい」と指示されます。サラリーマンの場合はもちろん、パート、アルバイトも基本的には変わりません。これは、職場や税金の申告を経た上での証明書類なので、それなりの信用があることになります。

 自営業者の場合は、前年の申告書の本人控ないし写しを求められます。「できれば税務署の印影がついているもの」と言われます。これも同じく税金の申告を経た証明書なので、税務署の承認を経ていることになります。

 つまり、常に第3者の承認を欲しています。それは、「交通事故被害者は、自らの被害を過大に請求してくるもの」との危惧があるからだと思います。今まで、保険会社が眉をひそめた例は以下の通り。   ・自営業者「前年の申告書?もう捨てた・失くした」と、手書きの収入記録(一月あたり100万円?) ⇒ 対する損保「では、税務署で申告書の控を再発行して下さい。納税証明書でも良いです」。 → 「そんな面倒、被害者がするのか!」(逆ギレ)   ・中小企業に勤務の会社員から提出されたのは、紙切れに手書きで休業日と日給額が書かれた職場の台帳だけ。 ⇒ 出勤・休業を示す賃金台帳ですが、シフトが複雑な業種であれば添付が必要です。しかし、賃金台帳やタイムカードだけでは、いくらでも偽造できます。およそ提出されたものは・・いかにもお手盛り感満載なのです。職場とグルになれば、休業日や賃金を水増しすることができますから、公的証明書が付されないと信用できないのです。    ・無職・ニートさんだったはずが、委託雇用契約書でどこぞの会社から仕事を受注していた ⇒ これも、その会社とグルになれば容易に労働実績を繕うことができます。対する損保は、「その間の支払いについて明細書はありますか?」 ⇒ ありません(もしくは、これも偽造して提出) ⇒ その金額は振込先の銀行の通帳で確認できますか? ⇒ いえ、現金払いでした(今どき?) ⇒ 損保「う~ん(これでは証明されたとは言えない・・怪しいぞ)」となります。おそらく、この委託雇用契約書は事故が起きてから作ったものでしょう。      これらのケース、最後に被害者が逆ギレし、話にならないと判断した損保側は弁護士を立てることになります。損保側弁護士は一層冷たく、「公的な証拠書類を提出しないと休業損害は認められません」と突っぱねます。仮に、出るところにでた場合(裁判)、損保側が勝つでしょう。

 さらに、被害者にとって最悪なことは、休業損害の不正請求を試みたとされる被害者に対して、今後、提出してくる請求のすべてが疑われることになります。そして、最大の賠償金になるであろう後遺障害の審査に暗い影を落とす事になると思います。審査は自賠責保険・調査事務所が第3者的な視点で公平に審査することになりますが、画像や検査で明確な所見のでない14級9号「局部に神経症状を残すもの」の場合は、被害者の訴える症状の信憑性が命です。先の休業損害のやり取りが伝われば・・・私が審査員なら絶対「非該当」にすると思います。ここで自賠責の言う非該当の理由は、「故意の誇張」をする被害者と判断するからです。    一部の被害者は、賠償金を多く取ろうと悪知恵を働かせますが、損保はある意味、疑うのが仕事で、何よりこの手のプロです。ほとんどの手口を経験済と思います。不正請求を試みた被害者は、鉄仮面の弁護士を入れられ、後遺障害の非該当で手痛い仕返しをされることになります。  

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(2)画像所見

 3要件の二つ目は画像所見です。自賠責保険認定の鉄則は、脳障害に関わらず「画像所見」です。脳に器質的な損傷が無ければ、単なる脳震盪ですから、後遺障害の認定はありません。ところがMTBIのように明らかな画像所見がなくとも、深刻な神経症状を示す被害者さんもわずかに存在します。画像に写らない微細な損傷があるのかもしれませんが、その場合、意識障害の有無をみるしかありません。    MTBIについて 👉 頭部外傷 ⑪ MTBI ~ 前編    ここではMTBIなど例外的なものは除外します。脳挫傷や血種「硬膜下血腫、硬膜外血種」はCTで容易に確認できます。それらの診断名に併発する「クモ膜下出血(SAH)」も比較的良く観ることができます。これらは局在性脳損傷に分類されます。

 一方、画像に写りづらい「びまん性」の損傷があります。診断名としては、「びまん性軸索損傷(DAI)」となります。これはMRI、しかも時期によってMRIの写し方を変えて描出させる必要があります。びまん性の画像の描出は、難易度が上がると言えます。     どのような損傷に対して、どの時期に、どのようなMRIが有効か、脳神経外科医はその観点から画像検査をしています。医学的には、もっと深い話になりますが、ざっくり基本的なMRIの選択は以下の通りです。   ① 受傷初期の微細な損傷は、DWI(ディフュージョン)が有効です。10年前はDWIは少なかったのですが、最近の救急先ではよく撮っています。

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 頭をケガした場合、その程度はまず頭蓋骨の外と中で区別します。頭部外傷(外側)か脳外傷(頭蓋内)か・・外側の場合、頭部裂傷、頭部打撲など、切り傷と皮下血腫(いわゆるたんこぶ)となります。これらは、キズの縫合を含めて止血処置や消炎鎮痛処置となります。

 やはり、深刻なのは脳外傷です。脳に何等かのキズや損傷、出血があれば、即、脳神経のダメージになりますから、精神および肉体への影響が心配されます。脳外傷への診断名を順に解説する前に、必ず触れておかなければならない3要件を解説します。これは、自賠責保険が脳損傷、それに連なる高次脳機能障害を認定する条件としているからです。    最初に、3要件の一つ、外傷後の「意識障害」の基準を整理しましょう。   (1)頭部外傷後の意識障害、もしくは健忘症あるいは軽度意識障害が存在すること   ① 当初の意識障害、半昏睡~昏睡で、開眼・応答しない状態、JCS3~2桁、GCS12点以下が少なくとも6時間以上続いていることが確認できる症例   ② 健忘あるいは軽度意識障害、JCS1桁、GCS13~14点が、少なくとも1週間以上続いていることが確認できる症例    以下の表に照らして、意識障害のレベルを記録します。救急救命の場面では、単に「JCS3桁です!」と隊員が言っています。  上記の他、R(不穏)I(糞便失禁)A(自発性喪失)など、付加情報をつけてJCS200-Iなどと表すこともあります。

 幼児の場合は、以下の表を用います。上記の表では判定できないからです。 続きを読む »

<集英社オンラインさま、他新聞記事によると>

 サイゼリアさん、8割超のメニューを10月29日から平均6%値上げすると発表しました。物価高が続く中でも店舗運営の効率を徹底的に高め、メニューの入れ替えなどの施策によって価格を維持してきましたが、原材料費などの上昇を吸収しきれなくなったようです。    ファミレス業界でも、そのコスパNo.1の呼び声高いイタリアン、サイゼリアもついに値上げに舵をきることになりました。フォッカッチャとニョッキを覚え、生まれて初めてエスカルゴを食べたのはサイゼリア、なんて方も多いと思います。ファミリー層、主婦、学生など全世代に大人気のファミレスです。おっさん世代も、ハウスワインをデキャンタで頼み、ペンネをあてに超安上がりの晩酌を達成できます。

 今まで信じられない低価格で利用できました。やはりと言うか、原材料の高騰は深刻です。長期間のデフレを脱却した今、物価高騰は避けられず、問題はそれに賃上げが追い付かないことが直接の問題とされています。しかし、原材料のほとんどを輸入としている以上、円安が最も影響していることになります。つまり、輸出産業は好景気である一方、輸入はコストがかさむ・・。国際競争力を上げる以上、この状態は通常運転ですから、物価高への対策は賃上げに戻ります。それが難題とされる日本経済・・まるで話が循環しているだけです。経済とは理屈通りには上手くいかないものです。   

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 グーグルマップにも載っていない、あるいは昔の名前でしか残っていない、そんな小規模温泉宿は各地にあります。それを見つけて好んで入湯するレア温泉マニアもおりますが、やっぱり、ただ古くて、掃除や修繕が行き届いていなくて、泉質がすぐれているわけでもなく、とくにサービスに秀でていることもなく、素泊まり限定で・・魅力は乏しいと言わざるを得ません。ただ、ただ、その個性を愛でるしかありません。

 山梨県の下部温泉は、そのぬる湯と湯治場の風情、ノスタルチックな温泉街で有名です。古湯坊 源泉館さんがそのフラッグシップと思っております。また、下部温泉からV字に北上した早川沿いにも西山温泉、奈良田温泉とレジェンド級が続いています。    👉 古湯坊 源泉館    その下部温泉の外れに、やはりマニアックな宿はありました。下部温泉の中心街から直線距離で2kmほどですが、川沿いをくねくね、見延線の上を渡り、再度下をくぐり、車幅ギリギリの石橋を渡ってようやく辿り着きます。古びた看板が残っており、昔の名前は湯澤温泉と確認できました。宿の名前は長生館と、日本に少なくとも5か所はありそうな名前です。    入り口はこの通り ↓   続きを読む »

 骨折があると事故でのダメージが明確に判断されます。骨が癒合するまでは当然に、それなりの治療期間を認めていただけます。しかし、打撲・捻挫で長期の通院をする被害者は、「大げさな!(怒)」と思われます。保険会社は3カ月以内で治療費の対応を打ち切りたいと思っています。

 その打撲・捻挫と一線を画するものとして、靭帯損傷があります。通常の筋肉と違って、靭帯や腱は損傷後の回復が進まないものです。簡単に言いますと、通常の筋肉には血管が通っており、栄養や酸素が通りますから、筋繊維が切れても再生します。一方、靭帯や腱はゴムのような素材で、血管が行き渡っていません。筋肉や骨のように再生しない組織なのです。

 したがって、治らないもの=後遺障害を追いかけることになります。病院の診察で、「肩腱板損傷」などの診断名を目にすると、MRIでその損傷具合に注目します。その損傷は、部分断裂や深層断裂とされることがあります。この所見では、陳旧性(事故前から、すでに老化などで痛んでいる)の場合もあり、事故との直接因果関係の争いを覚悟します。後遺障害の審査では「昔からある腱板の劣化でしょう」と判断される可能性があるのです。

 このように、あらゆる可能性を検討の上、医師に検査や診断を働きかけ、保険会社に提出、早期の治療費打切りを防ぎ、後に後遺障害の等級認定を目指すことになります。単なる打撲・捻挫と区別する為にも、MRI検査を急ぎ、目を皿にして損傷を見出すことになります。    これが、秋葉事務所の日常業務です。  

 ↑ これだけ明確な断裂があれば、まず手術適用になるはずです。 まぁ手術をすれば、損傷を疑われることはありません。

 

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 私の実家周辺は小規模マンション・アパートが多く、その敷地に集合住宅専用のゴミ集積箱が設置されています。おかげで、路上のゴミ集積場に山積みのゴミという風景は見なくなりました。もちろん、一軒家が利用する路上のゴミ集積場も必要です。しかし、以前、10~20年前に比べてゴミが減った印象です。

 そのせいか、カラスが減りました。カラスは、その騒音だけでなく、ゴミ場荒らし、子供が襲撃されたなど、事件が絶えなかったものです。そのカラス達は山に帰ったのでしょうか? 実は、市町村の観測によると、個体数の増減はゴミの量にリンクしているそうです。つまり、住宅地や繁華街などからでる生ゴミがカラスの主な食糧になっており、ゴミ量の増減や荒らされないようにする管理こそ、カラスの繁殖を左右していたのです。

 カラスは、まさに人間と共生する鳥だったのです。同じようにお米が減ったことが、スズメの減った理由です。スズメの個体数も減反政策のグラフと一致しているそうです。

 都市に住む動物達は、人間の都合で繁殖しているのですね。      

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     「交通事故生活35年・・」(まるで「ド根性ガエル」の先生みたいですが)、無保険の加害者から修理費や慰謝料を回収しきったことは、数えるほどしかありません。正確に言いますと、数万円の請求では2件ありました。最高額の記録は10年位前、弁護士が請求を出して、即100万円くらいポンと払ってきた件には、軽く驚いたものです。    現在、弁護士から分割で毎月○万円の請求中、数カ月回収している件があります。12回払いですが、果たして最後まで払いきるか注目です。分割払いを約束しても、たいてい3カ月までの支払いで途切れるものです。その後は連絡も途絶え、行方をくらまします。無保険加害者からの回収は絶望的とまでは言いませんが、相当に難しいと思っています。    

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 その可憐な二の腕に鉄骨が似合うであろうか…    ある交通事故被害者さん、小柄な若い女性でしたが、お勤め先は建設会社だそうです。「事務をやっているのですか?」とお伺いすると、「いえ、現場作業です」と。資材の搬送から足場の鉄筋組みなど、作業は男性と変わらないそうです。こう言っては失礼ですが、力仕事に向いているように思えません。戦力になるのかな?・・実は建設現場で働く若い女性、そう珍しくないのです。    ある建設業界の雑誌で読んだのですが、仮に力仕事において男性より劣る女性がいたとして、現場の生産性は変わらないか、むしろ上がるそうです。分析では、とくに男性の士気が上がるのです。なるほど、女性がいることでいつも以上に頑張る野郎どもの姿が目に浮かびます。

 逆にコスメ業界など女性が多い職場でも、同じ現象が起きるそうです。女性ばかりの職場に、珍しく若い男性社員が配属されただけで、職場の雰囲気が向上するのです。女子達、いつも以上にお化粧やおしゃれに気を遣う様になったそうです。言葉使いや所作まで上品になったとか。男性が配属されるまでは女子高のノリで、ちょっと油断してたのかもしれません。このように、異性の目があることで、男女共に良い効果を生んでいるようです。

 かつての病院でも、ナースは女性が当たり前で、看護師を看護婦と呼んでいた時代が長かったものです。現在は男性の看護師を意識的に配置しているようです。女性の看護師だけより、男性がいた方が患者に対して対応の幅が広がるのです。暴れる患者や重い物を運ぶ際に、男性がいると助かるはずです。    このように、世の中は多様性が大事なのだと思います。力仕事が中心の仕事だからと言って、力持ちだけを集めることは、一見、効率に叶うように思えます。しかし、様々な特性を持った者をバランスよく揃えることでも効率に繋がるのです。これは、すべての業務、人間関係にあてはまるように思えます。

  

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 私は特定の宗教を信心しているわけではありませんが、お坊さんの説法は好きです。宿坊に泊まりますと朝の勤行や供養がありますが、その時にご住職の説法があります。皆さんも修学旅行で京都のお寺を訪問した際に覚えがあると思います。どれも考えさせられ、心に残るお話が多いのですが、最近の一つを紹介します。    ご住職によると、ある高校生が「新聞部」なるクラブ活動で、各新聞を研究、あるいは自主発行しているそうです。今時、新聞?と思います。朝の電車でも10人中9人はスマホを眺めています。それまでは、新聞を16分の1の極小に折り畳み、器用に読んでいたサラリーマンの姿が一般的でした。コンビニにも壁一面に雑誌コーナーが展開していましたが、どんどん縮小されているように思います。事実、新聞・雑誌の発行数はダダ下がりの一途なのです。

 それでも、新聞に拘る高校生に対し、住職は興味深く動機を尋ねたそうです。高校生曰く、「スマホはその人の興味のあることだけを検索・表示しますが、新聞は読み手に興味のないことも含め、要らない情報まで幅広く目に入ってくるので、その点がスマホに勝っている」そうです。なるほど、スマホは、効率重視というかステマのおかげで、情報がかなり狭められているのです。情報とは、その人の欲することばかり集めるだけでは、どうしても偏りが生じます。情報社会では、幅広い情報、無関係な事象、多様な考えを知る必要があります。新聞はそれを叶える効果があったのです。

 ご住職は、「最近の高校生、すげぇ」と感嘆したそうです。そして、自分にとって必要・有益であること、自分に関わることだけではなく、広く他者に関心を示す事ことこそ、御仏の説く利他の精神、慈愛に繋がると結びました。    情報収集ツールとしてスマホ、その合理性は疑う余地はありません。しかし、いつの間にか情報が偏狭するリスクもあったのだと気づきました。しかし、今更、新聞には戻れないものです。せめて情報収集をスマホ一択とせず、人や文物、無関心の事に対しても幅広く目をやるよう気をつけていきたいと思います。    

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