交通事故被害者の損害で、携行品損害と言う部門があります。身に着けていた洋服やバックはじめ、時計やアクセサリーを含みます。もちろん、スマホやイヤホンなどもです。これらが交通事故で壊れたり、キズが付けば、しっかり見積と写真を提示して、できれば実物を提出して、賠償請求することになります。また、国内・海外旅行保険や傷害保険に携行品損害という項目で加入できます。

 しかし、携行品の損害について保険会社は、まず疑います。どうしてキズが付いたのか、納得のいく事故状態や合理的な説明がないと、容易に損害認定しません。歩行中、車に跳ね飛ばされて路面に叩きつけられた場合は、当然に時計や眼鏡も割れるので、疑われることはないでしょう。しかし、自動車搭乗中、追突を受けたり、出会い頭で衝突した場合、自動車に相当の損害が無い限り疑われます。これまでに聞いた例を列挙しますと・・   ・自動車で走行中、交差点でバイクと衝突、その時、ダッシュボードに腕時計(ローレックス)をぶつけて割れた。事故から2週間後に気付いて、保険会社窓口に提出してきた。・・・事故直後、時間(時計)を見なかったのでしょうか。     ・自動車の運転中に追突され、その衝撃で指輪をハンドルにぶつけて、ダイヤに傷がついた。・・・自動車はバンパー交換程度の損傷です。ハンドルのラバーに擦ってダイヤに傷がつくものでしょうか。   ・自動車の運転中に追突され、乗っていた家族4人のスマホがすべて壊れた。・・・車の修理費はさほどではありませんが、鞄やポケットに入れていた4台のスマホ全てが壊れる?相当な偶然です。    ・近所のコンビニに行く際、ひき逃げにあい転倒、ケガは大したことはなかったのですが、シャネルのスーツ30万円が汚損・破損しました。傷害保険の携行品損害に請求してきましたが・・・保険会社は「コンビニにお茶を買いに行くのに、シャネルのスーツでは行かないでしょう」と。

   これらはすべて疑われました。保険会社に請求後、数か月経っても支払う様子がありません。請求者が強硬に支払いを求めても、担当者は「損害調査中です」の一点張り、支払うとも支払わないともはっきりしません。業を煮やした請求者は、「弁護士に依頼する」、「訴訟するぞ」と迫りますが、担当者は「結構ですよ」と。保険会社はむしろ、裁判沙汰にして欲しいかのようです。

 保険会社は顧問弁護士を立てて戦う気満々なのです。なぜなら「勝てる」からです。訴訟に上がっても、請求者の示す乏しい証拠や、破損に至った状況や経緯をみて、裁判官も保険会社に軍配を上げると思います。そもそも、請求者がこのような負け戦を弁護士に相談しても、まともな弁護士なら受任しません。まさか本人訴訟などもしないでしょう。本当に裁判になることなど少なく、多くはあきらめて請求を引っ込めるようです。

 おまけとして、このような請求者は、保険会社も要注意人物としてリストアップするだろうと想像します。職業的な詐欺者・集団と違い、一般人が「詐欺サイト」で手口を学んで、これらの不正請求をするようですが、保険会社は毎度の手口としてお見通しです。チョイ悪感覚の保険詐欺など、堅気の衆はやめるべきです。社会的信用を失うだけだと思います。    ちなみに、4例目のシャネルのスーツ、この件は私のかつてのお客様でした。保険金詐欺などするわけもない人であることを承知していました。私(代理店)は疑わず、丁寧に前後の経緯と、事故状況を示して、担当者に信じてもらい、無事に支払いを受けられました。  ・・実は、友人の結婚式2次会の帰りでシャネルを着ていたのです。そのご友人の協力で、当日の集合写真(確かにシャネルを着ています)を提出、さらに「○子は本当に着ていました。○子の勝負服です」と、余計な情報も含めた陳述書を書いていただきました。経緯についても、”お酒を飲み過ぎたので、家に荷物を置いて着替えずにお茶を買いに行った”、さらに、その時間はイケメンの店員がいるので…など(私も余計な情報を入れてしまいました)、丁寧に説明したものです。    

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 交通事故被害に遭われた被害者さんから、保険会社の払い渋りや、横暴、不適切な対応を聞く事は多いものです。確かに、被害者と保険会社はお金を請求する側と払う側、対立する場面も多いでしょう。恨まれる業者なのかもしれません。

 一方、私の保険会社時代、その支払い部門となるサービスセンターでの研修では、業務が手すきになると、過去の案件ファイルの閲覧をしていました。支払い書類に目を通すと、被害者はもちろん加害者からも、多くの感謝の声が記録されていました。中には便箋で御礼状を下さる方もおり、それらは丁寧にファイリングされていました。そう、保険会社に感謝している方も大勢存在しているのです。

 つまり、二面性です。絶対的な悪はなく、善もまたありません。何事も両面を備えているものです。それは、対面する者の立場や思想で容易に入れ替わるものです。これは全ての企業、人間に言えることかもしれません。交通事故の被害者さんも、いつか加害者になることもありえます。被害者の時はあれほど、加害者や保険会社をののしっていたのですが、いざ自分が加害者になると、ろくな謝罪もせず、自身契約の保険会社に任せて、あとは知らんぷり・・これが普通なのです。    人間とは、その集合体である企業も含め、実に自分本位で利己的なものです。交通事故に携わって30年余年、それを実感させられます。  

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 降り立った駅は地下鉄ではないのですが、改札を出て地上に上がるイメージ、駅前はロータリーをぐるっとマンションが囲んでいます。ちょっとあまり見ない駅前の風景に思いました。ロータリーからちょっと離れて、ようやくコンビニ他お店があります。地図でみると、駅は丘陵地の谷間にできたようです。

   歩いても、そう遠くはありませんが、病院へは駅からシャトルバスを利用しました。ところが、帰りのバスは大回り、何故かアップダウンのある丘陵地を抜けて駅に向かいます。同じ駅と病院の循環ですが、往路が5分で帰路は15分です。経由地があるわけでもなく、謎の経路に思いました。    

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 電車の乗り換えが多いと、書類に目を通したり、寝たりできませんので、疲労度が高くなると言えます。本日は、バスを含めて4回乗換えまして、湘南と名がありますが海からは大分遠い病院へ行きました。    入院先への出張相談です。骨折以来、微熱が続き・・術後もなかなか退院日が決まりません。つまり、感染症の警戒が続いておりました。弊所でも、かつて開放骨折からばい菌が入って、それが暴れ出す度、患部を切開して洗う被害者が数名おりました。洗うと言うよりは、感染部の骨をガリガリ削るイメージです。ですので、骨の癒合が中断、何年何カ月も癒合が先になってしまうのです。    復習 👉 感染症について    今回は開放骨折ではありませんでしたが、感染症の対処で抗生剤の投与が続きました。幸い、抗生剤は点滴から服薬に移ったとのこと、問題なければ退院へと、まずは一安心でしょうか。    何故、感染症を防げないのか・・医師に聞くと、外からばい菌が入っても、体内でばい菌を殺せる(白血球さん?)場合とダメな場合があり、その差は不明とのことです。健康体の方でも感染症になることもあり、事前には分からないそうです。開放部を素早く消毒・縫合すること、衛生管理を徹底すること、体温変化を管理、血液検査、抗生剤をすばやく投与、位だそうです。    

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(4)損保の逆襲

 兼業主婦は、その会社からの収入が1日あたり6100円(保険会社基準)ないし1万円(弁護士基準)に満たなければ、主婦休損で請求しましょう。かなり浸透した知識になったと思います。損保担当者でも親切な人に当たれば、そのようにガイドしてくれることもあります。

 しかし、3カ月を超える通院で、実際の通院日数が60日を超えるような場合、保険会社基準でも366000円に上り、自賠責保険の上限120万円の内30%も食ってしまいます。治療費や慰謝料もこの120万円内で収めたいのです。もし、弁護士が介入すれば、休損は60万円を超えます。そうなると、1日あたりの金額を低減していくだけではなく、「そもそも主婦の休業損害が発生したのか?」との反論になるのです。

 ここ数年の傾向、とくに東京海上日動さんの担当者から、「主婦休損で支払いますが、勤め先にも休業損害証明書を書いていただけませんか?」との要請が・・。主婦で請求するのですから、仕事先の証明書はいらないはず・・と思います。これは「仕事に復帰して働いているのに、家事だけ出来ないはずはないでしょう?」との、怒りのメッセージなのです。これって損保の言い分が正しいと思います。実際、この反撃から「主婦休損、減額止む無し」の件も経験しています。

 このように、損保マンも日々学習していると言えます。ただし、中小損保や共済の担当者はそれなりですので、連携弁護士は復職した主婦でも、しれっと主婦休損・満額を請求、確保したことがあります。相手担当者の実力・練度をみての交渉が望まれると思います。   (5)主婦は奥様とは限らない

 ハウスハズバンド(専業主夫)も珍しくなくなったと思います。弊所でも何例か経験しています。その主婦性の立証ですが、年に1回程度ご質問を頂きますので、以下、列挙しておきます。     ① 実態

 奥様が働き(常勤の会社員が望ましい)、ご主人が全面的に家事を担っている実態。当たり前ですが、この前提からスタートします。「髪結いの亭主?」・・得てして、ご主人の主婦性は疑われます。要するに「ヒモではないですか?(=単なる無職)」と毎度のように疑われるのです。かつて、家事負担の様子を事細かに文章にして説明したことがありました。奥さんを働かせ、日々パチンコ通いではないことを証明する必要に駆られたのです。

    ② 証明書

 奥様の源泉徴収票、その配偶者欄に夫の名前があることは、真っ先に証明になります。この源泉徴収票や納税証明書で奥様の収入が家計を担えるほどあることを示す、とても有力です。これらは住民票の世帯主が奥様であることより有力と言えます。住民票の世帯主変更は、理由を問わず自由にできるからです。    ③ 家族構成を説明

 最近の損保は、普通に奥様を主婦として請求する場合も含め、家族構成の一覧と役割を説明する書式フォームの提出を要請してきます。仮に、ご主人が主夫であっても、奥様以外で家計を担っている収入者が同居していることもあり得ます。すると、奥様が無職であれば、家事の担い手が二人存在することになりかねません。その場合、損保は主婦休損を1/2するなど、調整を検討することになります。   ◆ 兄弟間、同性愛カップル、ルームメイト・・・

 基本的に、同じく上記①~③を用意して説明します。これらの皆様は、共働き&家事分担が多いので、主婦性証明の必要に至らず、実際のところ相談はほとんどありません。将来、同性愛カップルが法的に認知、婚姻制度の改正があれば増えるように思います。   (6)最後にシングルマザー

 シングルマザーは主婦ではありません。シングルマザーはお父さんの役割になるのです。東京地裁・交通事故部(民事27部)他、各司法機関は、そう結論しています。したがって、単にお母さんの仕事の収入証明から請求することになります。

 「どうして主婦ではないのですか!(怒)」、よく怒りのご相談をいただきます。主婦の定義とは、一家の稼ぎ手に対して家事を担う「内助の功」が必要とされています。シングルマザーはお父さん(稼ぎ手)とお母さん(家事)の両方を兼ねていますので、内助の功にあたらないことになります。納得できなかろうと、そういう事なのです。     ◆ とは言え、勉強不足の損保担当者も存在する

 かつて、シングルマザーであっても、そのパート収入が6000円/1日だったので、主婦で請求したことがありました。この、連携弁護士の「しれっと請求」が成功しました。1日:10700円×50日を丸々獲得できました。後で、この担当者さんは上司から怒られたかもしれません。

 対損保の交渉では、このようなことがしばしば・・主婦ではないことを解っていながら「しれっと請求」は、ある意味高度な交渉テクニックと思っています。一方、杓子定規な弁護士は、端から1日6000円で請求するのでしょう・・弁護士の実力が試される瞬間です。    参考 👉 勉強不足の損保担当者と杓子定規な弁護士 ...

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 お仕事を持つ主婦が被害者の場合、その休業損害の請求方法は二分します。会社の休職分を請求するケースと、主婦の休業損害を請求するケースです。兼業主婦の休業損害について整理しましょう。    前者は、会社に休業損害証明書のご記載をお願いし、事故前年度の源泉徴収票をつけていただきます。主婦の場合は、世帯全員の載った住民票が証明書になりますが、単に家族構成を説明するだけで足りることもあり、実に簡単です。

 余談ですが、世界では余程のお金持ちでない限り、完全な専業主婦は希少です。専業主婦を意味する単語も少ないそうです(英語ではfull-time housewifeと単語になっていません)。専業主婦とは、日本独自の職業と言っても過言ではありません。もっとも「専業主婦」とは、もはや昭和的な響きかもしれません。現在は共働き世帯が多く、結婚後も会社を退職せず休職、出産・育児後に復職する奥様も多くなったと思います。   (1)主婦or仕事、どちらで請求するか?

 パート兼主婦、会社員兼主婦の場合、どちらで請求するかは、1日あたりの賃金の額で判断します。主婦の収入は、自賠責や保険会社の基準ですと6100円/1日です。したがって、お勤めの賃金と比較して多い方を選ぶべきです。同程度の金額なら、休業損害証明書等、提出書類の面倒の無い主婦が良いと思います。

   (2)主婦こそ、弁護士に依頼しよう

 さらに、弁護士が裁判基準で請求すると、10000円ちょっと/1日ですから、断然お得になります。この金額は、賃金センサスの額ですが、毎年、微増傾向です。1日あたり約4000円も多いので、通院日が30日もあれば12万円もお得になるのです。弁護士費用特約があれば一層、弁護士に頼まない手はありせん。

 労働実態が問われそうですが、旦那より遅く起きて、朝ドラから昼ドラまでお煎餅をかじりながらゴロ寝、掃除も洗濯も帰宅した旦那がしているという、グータラ主婦でも支払われます。家族内の家事負担など証明しようがないからです。主婦とは、総じて証拠のない、言わば収入証明の必要がない職業と言えます。   ◆ ちなみに内縁関係の場合、同居の証明ができればOKです。保険会社は同じ住所に届いていることがわかる郵便物を見せるだけで信じてくれます。    (3)対する損保は?

 当然に家族構成を聞いてきます。ご主人だけではなく、勤労中の親、独身の子供などと同居していれば、主婦性は認められます。家計の担い手と同居していればOKです。

 基本的に、入院期間は家に居ないのですから全日認められます。通院日もまぁ認めてくれます。ただし、ケガの状態は当然に考慮されます。「打撲捻挫で数か月も一切家事ができないことはないでしょう」との反論は正しく、最初の1ヵ月は通院の全日を認めても、2カ月目以降から50%、4カ月目から30%など、逓減・減額(減らしていく)となります。重傷の場合や、腕の骨折や脚の骨折の場合は、通院日だけではなく一定期間、毎日みてくれることもあります。      昔の損保の話ですが、「身体障碍者もスポーツができるのですから、脚の骨折でも仕事や家事はできるでしょう」と言われたことがありました。そりゃ、特別な訓練を積んだアスリートであれば可能でしょうけど・・。     ⇒ 主婦の休業損害について整理します ~ 後編   

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 本日は、旭市まで出張相談でした。旭市へは1年ぶり位でしょうか。東京駅からの高速バスの利用が多いのですが、事務所から自家用車で向かいました。

 道路は渋滞なく、スムーズに2時間余りで到着しました。旭市は外房の海岸線に良い波があるそうで、サーファーが多い印象です。それ以外は、広大な田畑が広がっています。帰りは、高速道路を使わず、成田空港を突っ切る形で戻りました。

 頭上を飛行機が行き来する空港東通りを抜けて、千葉県東西を縦断した形です。久々のロングドライブでした。  

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 保険会社の主張する過失割合は、その根拠が「判例タイムス」である以上、極端な不一致はありません。しかし、双方の権利意識が絡むので、契約者の事故説明や主張に耳を傾けざるを得ないこともあるかと思います。

 もちろん、契約者=お客様だからと言って、法律を捻じ曲げるような、極端な身びいきな過失割合の主張はしません。争って負けることが分かっていれば、そのような愚は犯さないでしょう。そこは、契約者との折り合いの問題かと思います。損保ができることとして、契約者の主張に沿う為に「どの判例を根拠とするか」、これが有利な主張展開かと思います。最近、双方食い違った判例について、2例挙げます。   (1)自転車の転回です

 直進道路(片側2車線の幹線道路)を走行中の自動車が、前方を走行中の自転車の右折によって、衝突した事故です。その自動車の運転者の説明を基に相手損保は、「自転車が転回(Uターン)した」との判例を採用、50:50を主張してきました。    相手の主張(50:50)    DRを見ましたが、自転車がこの2車線道路で隣車線に逆走するようなUターンをするとは思えません。そのようなハンドル操作も確認できません。普通に右に曲がる走行軌跡です。上の判例は、そもそも片側1車線の道路で、反対車線への転回が想定されたものです。自動車側(の加害者及び損保)が自らを有利な過失割合にすべく、希望的観測として自転車の「転回」を持ち出したに過ぎないと思います。仮に裁判までもつれても結果は見えています。   続きを読む »

 毎度、相手損保の回答は、「法人経営ですね、治療で休業中でも役員報酬はでていますよね、したがって休業損害は発生しておりませんのでお支払いはできません」です。確かに、書類的にはそうなります。

 確かに、大会社の取締役はケガで休んだとしても、役員報酬は確保されます。しかし、家族経営の三ちゃん企業の場合はそうもいきません。建設業の代表取締役兼現場監督のお父さんはケガで現場にでれません。現場作業の主要部分を社長自ら担っている、社長兼作業員であることも珍しくありません。法人の飲食店でも社長兼シェフだったりします。小さな法人企業では、本人の感覚としては個人事業主と変わならいのです。

 つまり、作業員が欠けることで、現場の作業量は減ることになります。業種によっては、注文に対して謝絶や、予約のキャンセルを強いられるかもしれません。代替の職人を呼ぶこともあります。損害は生じているのです。

 そこは、連携弁護士の交渉によって、相手損保と交渉、柔軟な回答を引き出しています。法人の売上減と、作業場のロスや負担増など、丁寧に証拠を示す交渉になります。相手損保も、家族経営の法人に対して杓子定規に「役員報酬がでてますので」で押し通すことはしません。ですので、簡単にあきらめず、損害が生じた資料を揃えて、交渉に臨むべきです。

 しかし、交渉の余地が乏しいケースもあります。そもそも、事故で社長が休んでいる間、売上が下がっていないケースです。数字上、損害が生じていないのです。仮に社長が現場にいなくても全社員でカバーし、注文に対してキャンセルもなく、つまり、会社全体の努力で売上減を防いだとします。その企業努力を損害として数字にするのは中々に大変なのです。

 また、社長の業務が経営と指揮だけの場合はいかがでしょう。脚の骨折で入院しても、ベットから電話で指示を行い、ネット回線で会議参加、もちろんパソコンでほとんどの業務が完結する完全な経営者であれば、会社経営にロスはほとんど生じないと言えます。重傷で意識喪失やICUに入院、電話も会話もできない状態でない限り、なんとか仕事はできてしまい、会社の業績も下がらない・・そうなると、損害を算出するのはさらに困難になるのです。

 法人役員の休業損害を立証する、弁護士にとって実に難問です。そして、会社が大きい程、社長が経営に特化する程、損害がほとんど見えないジレンマに陥るのです。  

   

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 道路交通法の改正です。令和8年9月1日から、生活道路における自動車の法定速度が60km/hから30km/hに引き下げとなります。すでにニュースで報道を目にした方も多いと思います。

 簡単に言いますと、住宅街の路地など細い道は30km/hが法定の制限速度となります。以前から住宅街の路地は30km/hですが、道路によってケースbyケースのような運用に思えました。この度、しっかり明文化されたと思います。

 対象となる道路は、国道・県道など幹線道路ではなく、細い道です。センターラインや中央分離帯がある道路は除かれます。 もちろん、標識で速度制限が設けられている道路は、その制限速度になります。   道路交通法施行令(昭和35年政令第270号)第11条

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 「お姉さん」との表現、解釈によっては差別的と言われそうで、冒頭から反省します。スタッフさんと置き換えて進めましょう。    先週、スマホの修理でネット予約の上、事務所ビルの3軒隣りのドコモショップに行きました。保険に加入していたので、安価で交換ができました。ただ、それまでの手続きに何度もスマホを操作する必要がありました。窓口で1時間はかかったと思います。スタッフさんから丁寧にガイドしていただきました。

 時折、スマホの操作を手伝って頂きました。その間、どうしてもスタッフさんのネイルに目が行きました。お綺麗であることは間違いないのですが、その長さにも関わらず、器用にスマホ画面をタクタク叩いています。キズなどの心配ありませんが、まず上手く押せているのか心配でした。まるで、ダメージ付のジーンズをはいたお嬢ちゃんに、「破けてるよ、縫ってあげようか」と言うおばあちゃんの心境です。令和世代はネイルで操作が普通なのでしょう。

 私としては、操作性を心配するだけで、仕事上のマナーとしてはそれほど気になりません。私は店員さんの茶髪や服装などには無頓着です。それでも、私がそのスタッフさんの上司なら、「お客様によっては気になる人もいるので、ネイルはちょっと・・」と、うっかり指導しそうです。でも、思い留まると思います。その一言で、パワハラ、セクハラ、長じてネイルハラスメントなどと言われそうです。おそらく、そのスタッフさんはドコモの正社員ではなく、派遣さんかと思います。その雇用契約に「服装自由」などが定められているかもしれません。契約上OKであれば、指摘することは違法になります。    そのようなことを、つらつら考えておりましたので、ドコモカードの説明がまったく頭に入ってきませんでした。現在、高級店を除き、飲食店でさえもネイルに寛容です。一連のアクセサリーから、ピアス、タトゥーまでも自然な世の中になったと思います。昭和世代にとって、世の中の変化を最も感じることの一つかもしれません。

    

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   ここも2度ほど逗留しています。レトロ温泉ファンにはおなじみ、山形県最古の温泉建築です。陸羽東線で宮城方面から鳴子温泉を経由で、あるいは山形・新庄からでも向かえます。とにかく泊まってみることです。廊下、壁、床、天井、職人の遊び心か凝った内装、建具、謎のオブジェの数々・・思わず溜息がもれます。↓ ローマ風呂も、毎度独泉です。   続きを読む »

 日々の病院への対応から、愚痴はいくらでも出てくるものですが、前回のように違法はダメでしょう。2回目は法律ではなく常識問題です。もっとも、常識とは人の数だけあるもの、その覚悟が無ければ複雑な社会・人間関係の中で生きていけません。それでも、もう一つ言わせて下さい。    弊所の業務では、すでに書かれた診断書の記載について、医師に修正・追記をお願いすることも多いものです。もちろん、平身低頭お願いしています。専門家の証明書には、まずリスペクトが必要です。しかし、医師によっては、結構いい加減な記載をされるものです。治療行為とは一線を引いているのか、診断書記載はやっつけ仕事に考えている医師もいるようです。

 私共が問題視していることは、診断内容云々ではなく、単なる記載ミスについてです。診断日、通院期間、症状固定日など、日付は良く間違われます。通院日数などは、およそ事務方のカウントミスかと思いますが、それら明らかな間違いについては、お願いすれば直ちに修正に応じて頂けます。しかし、ここでも嫌な事があります。それは、修正に応じるにしても、その態度です。    先日のある整形外科ですが、ここの院長先生、記載が遅いことを承知していました。後遺障害診断書をお願いし、3カ月待たされましたが、ようやく確保しました。しかし、事務方は添付をお願いしていた画像ディスクを忘れていました。時間が経っていることから危ないと思い、私から事前に電話してあったのですが・・・。そこで、伝えてあったご担当に郵送をお願いしましたが、窓口交付しか受け付けないとのことです。仕方なく再度、被害者さんに受取りに行ってもらいました。

 それで終わったわけではありません。診断書にミスが多く、通院日数の間違いはそう深刻ではありませんが、症状固定日まで間違っています(早く書かないから、より間違えるのでは?)。そこで、電話でご指摘、事務方を通して院長から間違いの確認を頂きました。さすがに今度は郵送での往復を強くお願いしました。対して事務方は、「書留扱いの返送用封筒を同封して下さい」と・・。内心「おいおい、そっちのミスでしょ」と言いたいところです。往復1000円を超える郵送料は秋葉負担、それでお願いするしか道はありません。このような殿様商売が許されるのは、民間企業では病院だけではないでしょうか。  病院のルールでしょうから、事務方に責任はないと思います。それでも、せめて「すみませんが・・」との一言は欲しかった。このような病院の特徴として、院長が異常なくらい権威があり、その圧が看護師や事務方に伝搬し、最後は患者に高圧的な態度で現れるようです。一方、病院側のミスなので「着払いで良いです」と善処して頂ける院もありました。やはり、結局のところ院長や職員の人間性の違いではないでしょうか。    ”天網恢恢疎にして漏らさず” このようなご無体な対応をしている病院は、患者はじめ周囲との摩擦やトラブルが多いと推察します。どこかで威張っているツケは返ってくると思います。    

 

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 様々な事故、保険、ケガの相談が入りますが、たいていのことは経験上からお答えできます。しかし、最も難関と言うべきは「医療過誤」です。何せ、交通事故でおなじみの外傷ではなく、特殊な症例、難病、謎の症例が登場します。弊所の知識・経験だけは手に負えません。もちろん、損害賠償に関することは弁護士ですから、医療過誤問題に積極的に取り組んでいる弁護士を探すべき、との結論になります。

 しかし、医療過誤を扱う弁護士は非常に少なく、医学的な知識が必須であるが故、その弁護士に辿り着くのは大変です。そして何より、勝ち目のない案件では弁護士も尻込みしてしまいます。医療過誤事件での勝ち目とは、ミスをした医師がそれを”認めているのか否か”に左右されます。病院側がたやすくミスを認めないであろうことは、想像がつくと思います。立証、証拠集めに大変な労苦が待っているのです。

 これまで数件の医療過誤事件について、弁護士からの依頼で、証拠集めをしたことがあります。いずれも、病院側の極端な隠蔽がなかった件です。もし、病院側の悪質度が高く、カルテ改ざん、職員の口止め、まるでドラマのような隠蔽工作があったら・・難しい事件になります。被害者には、よく以下のようにアドバイスしています。   1.

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 越谷事務所は書庫として、この15年間、人がいない環境でした。この夏から簡単な執務を可能とするため、あらゆる設備を復活させる作業に取り組んでいます。    まずはクーラー。事務所の片づけ作業をするため、空調は最初から必要です。壊れた日立製からダイキンへ。代理店時代の顧客様である空調業者さんに毎度クーラーをお願いしています。さすがダイキン、冷えるスピードが日立とは段違いです。内部のカビ防止のため、乾燥させる機能もデフォでしょうか。使い勝手も抜群です。    次いで洗濯機。自宅内の洗濯機は二層型で、かなり古い仕様です。乾燥機など未だ夢のマシンです。コインランドリーは乾燥まで全自動ですから洗濯物を入れるだけ・・それに慣れていましたので、どうしてもフル全自動が欲しくなりました。そこで、最新のドラム式を。

 マニュアルを見つつ、洗濯作業と言うよりはボタン操作です。仕上がりはコインランドリーと変わりません。ただし、洗浄→すすぎ→脱水→乾燥までの時間が3~4時間と長い点がその差でしょうか。洗濯パターンもカスタマイズできますので、毎度、実験を試みています。そう、洗濯が楽しいのです。

 かつて、実家では祖母が使っていた洗濯板とたらいがありました。戦後10年で洗濯機が登場するまで、洗濯とは晴れの日のみ、庭で洗濯板をゴシゴシしていた苦行だったのです。そして高度経済成長期、もはや3種の神器などと言われなくなった洗濯機も、全自動や乾燥機が次々と登場し、そして、すべて一槽で完了するヒートポンプ&ドラム式が目の前に・・私の世代で大変な進歩、隔世の感どころではありません。    さらに、トイレも進歩。便座を最新式に取りかえました。暖房便座とシャワートイレが登場して、もう何十年も経ちますが、工事費込みでわずか6万円です。蓋が人感センサーで自動で開き、泡で便器を自動洗浄までしてくれます。この泡、使い勝手に想像力が掻き立てられます。まず、設定によって使用前後に自動洗浄してくれます。また、泡を事前に張ることで、おしっこの跳ね防止を可能とします。また、使わなくても定時に噴射する設定もできます。決定的に掃除が楽になったのです。泡のパターンは色々とカスタマイズできますので、やはりマニュアル片手に色々試しています。そう、トイレが面白いのです。 続きを読む »

 26歳の春に独立以来、ずっと自営業・法人経営と、サラリーマン生活はわずか3年でした。したがって、朝の通勤電車の乗ることは実に32年ぶりです。満員電車はご免ですから、なるべく6時までの電車に乗るようにしています。6時を過ぎなければ、乗車駅から座ることも可能です。

 高校生の時は巣鴨までおよそ50分、満員電車と格闘しながら、3年間皆勤を果たしました。遅れたのは中核派のテロで山手線が前面ストップした日だけ、もちろん、公休扱いのため遅刻はノーカウントです。その3年間の苦労から、「就職したら通勤のない自営業に」と固く誓ったのです。

 その誓いは32年続きましたが、この夏から通勤電車に揺られることに・・。しかし、満員ではなく、八丁堀までの乗車時間およそ47分、座っての通勤ですから楽です。乗客も、かつては真夏なのにスーツ・ネクタイ姿の会社員が普通でしたが、現在、ほとんどの会社員は爽やかクールビスの姿です。昭和・平成に比べて、マナーも向上したと思います。肩がぶつかっただの、ケンカ・小競り合いも減ったように感じます。また、女性専用車両の効果から、痴漢騒ぎも減ったと思います。痴漢は女性特有のリスクではなく、男性にとっても冤罪のリスクがあるのです。    全体的に通勤電車はスマートになったと思います。世の中は少しづつ良くなっている、好感をもちました。 明日からお盆休みをいただきます。

 

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 例年7月20日から24日に行われる「恐山大祭」と、10月上旬の連休に行われる「恐山秋詣り」には、イタコと呼ばれる巫女が死者の御霊を呼んでくれるとあって、多くの人達が列をなし、あの世からのメッセージを聞きに恐山に集まります。  洋の東西を問わず、降霊術はみられます。とくにモンゴロイドの間では、交霊の媒体となるシャーマンの存在が、世界各地の文化圏に類似しています。南米インディオでも、踊り狂ってトランス状態となった巫女が死者を降ろして吉兆を占うそうです。沖縄(ユタ)や東南アジアでも似たような風習があるようです。イタコの存在はもちろん知っておりますが、今回、詳しいことを寺社内で初めて聞く事ができました。   続きを読む »

 長きに渡り、北海道など認識の範疇になかった日本人にとって、地の果ては青森県の下北半島でした。その半島にある日本三大霊園と言えば恐山です。ここはこの世の果て、「人は死ぬと山(恐山)に行く」と信じられてきました。長年、訪問を期しておりましたが、ついにこの夏、参拝を果たしました。      恐山菩提寺の創建は862年。慈覚大師円仁が夢のお告げに導かれ、諸国に教えを説いた旅の果てに、開山したと伝えられています。境内を外れると硫黄が沸き立つ岩山に経路が設けられ、有名な賽の河原があります。生花が持たない環境ゆえ、代わりに風車がそえられています。カラカラと回る風車が物悲しい雰囲気を象徴しています。   続きを読む »

 たまに実家に戻って、せっせと片付けを進めています。多くは両親の持物ですが、その量が実に多い。人は生きている間にこうも物を持つのか・・断捨離ができない内に亡くなってしまう人は多いと思います。    さて、粗大ごみは数百円のゴミ券を貼って、市に予約、業者に回収してもらいます。たいていはボロボロのゴミでしかないのですが、フェンスのない実家前に置いておくと、いくつかは持ち去られます。多くは夜間にトラックでさっと回収するようです。これは、まごうことなき盗難になりますが、しょせん捨てるゴミ、警察に届けはしません。

 ただし、ゴミ券を貼った後に持っていかれるのは、ちょっと複雑です。ゴミ券の費用が無駄になるからに他なりません。そこで、1種間程度の間、粗大ゴミを置いておいて、回収日の直前にゴミ券シールを貼る手順としました。これなら、誰も持っていかない物にだけ費用がかかる形です。

 ところが先週、壊れたイスを10日程置いておき、翌日の回収に備えて日曜日の朝にゴミ券を貼ったところ、わずか2~3時間後に無くなっていました。朝の往来に、さっと軽トラやワゴンで持ち去ったのでしょう。ゴミ券を返してほしいところです。    このように、実家周辺は何の変哲もない住宅地ですが、ゴミ回収業者≒盗難者が常に巡回しているのです。以前も、ゴミではなく、うっかりしまい忘れた鉢植えの花や植木鉢なども持っていかれました。あまり盗難者を調子づかせるのも問題です。ゴミの持ち去り程度から、将来の犯罪を助長する懸念があります。やはり、防犯カメラの設置を検討すべきでしょうか。    

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 この秋、実家の自動車保険が更新です。無事故割引は最高等級なので、事故はなくとも更新ごとに掛金がガンガン上がっていきます。この夏の値上げに加えて年明けにも・・他社さんも時期を違えど値上げが続くと思います。仕方ないと思う反面、値上げしたくてもできない業者、何より消費者へ負担増、弱肉強食の社会と思っています。   <以下、日本経済新聞さまより>   自動車保険料、5%値上げ 損保ジャパン、27年1月    損害保険大手の損害保険ジャパンが自動車保険料を2027年1月から平均約5%引き上げることが24日、分かった。今年7月に平均約1.8%引き上げたが、修理費用の高騰で保険金の支払いが増加しているため、さらなる値上げに踏み切る。

 インフレや人件費の上昇で同社の26年4~6月の修理費単価は前年同期比で7.9%増加。同社関係者によると、27年3月期通期の自動車保険の収支は赤字予想で、値上げにより収支の改善を図る。

 自動車保険を巡っては他の損保大手も値上げする方針で、東京海上日動火災保険が10月に平均約6.5%引き上げる。    認可事業は国に認可さえとれば、容易に値上げが可能です。一方、人件費、原材料、燃費の高騰を受けても、そう簡単に値上げできない業者の方が大多数と思います。保険会社は強者です。しわ寄せは常に弱者へ、なのです。      

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