【事案】

信号のある交差点の横断歩道を横断中、信号無視で交差点に進入してきた自動車にはねられ、受傷した。鎖骨、肩峰、烏口突起、それぞれの骨折となった(下図参照)。

  【問題点】

事故から2年以上経ってからのご相談だったため、急ピッチで後遺障害申請をする必要があった。また、既に治療は1年以上前に終了していたため、症状固定日を遡って作成する必要があること、事故当初に比べて可動域や自覚症状もぼやけてしまった印象を受けた。なにより、鎖骨の変形癒合は微妙。   【立証ポイント】

早急に日時を調整し、病院同行にて後遺障害診断書を依頼した。理解ある主治医だったこともあり、鎖骨のわずかな外貌変形についても、診断書に落とし込んでくださった。レントゲンの打ち出しと外貌写真の打ち出しを添付し、審査に付したが12級5号は認定されず、14級9号止まりとなってしまった。

なお、本件は異議申立、紛争処理機構への申立も行ったが、14級9号認定を覆すことができず、悔しい結果となった。

(令和6年9月)

※ 併合の為、分離しています  

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【事案】

信号のある交差点の横断歩道を横断中、信号無視で交差点に進入してきた自動車にはねられ、受傷した。直後から強烈な神経症状に悩まされる。   【問題点】

事故から2年以上経ってからのご相談だったため、急ピッチで後遺障害申請をする必要があった。また、既に治療は1年以上前に終了していたため、症状固定日を遡って作成する必要があること、事故当初に比べて可動域や自覚症状もぼやけてしまった印象を受けた。   【立証ポイント】

早急に日時を調整し、病院同行にて後遺障害診断書を依頼した。理解ある主治医だったこともあり、患者の困窮点を端的に自覚症状欄に記入してくださった。ご本人のリハビリ努力の甲斐もあり、可動域制限もなく、14級でもやむなしと考えていたが、関節面の不整を認めていただき、見事12級13号認定となった。

(令和6年9月)   ※ 併合の為、分離しています  

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 手首の小指側に繊維状の靭帯が交差しているTFCC(三角線維軟骨複合体)、これのおかげで手首が滑らかに動くことができます。交通事故でTFCCが切れたり、骨からはがれたり、伸びたり、これらの損傷によって痛みが長く続きます。究極的には手術することになりますが、損傷の程度から保存的に疼痛緩和の処置が続くケースも多いと思います。

 この保存的な処置の場合、MRI等でも誰もがわかる明確な所見とならないことがあります。それが、画像から後遺障害を検討する自賠責保険であれば、なおさらです。TFCC損傷の立証はハードルが高い傷害の一つと言えます。本例の場合、尺骨の骨折を伴っていたので、その点は信憑性が保たれました。骨折の無いTFCC損傷ならば、常に疑われる運命と思います。   最近は手関節の専門医も交通事故の患者を避ける傾向です。保険会社ともめるからでしょうか。  

14級9号:TFCC損傷(50代男性・神奈川県)

【事案】

バイクで直進中、左側の店舗に入る為、急に左折した自動車に巻き込み衝突される。左腕の尺骨を骨折、とくに左手関節の痛みが残存した。   【問題点】

TFCC損傷の診断名は疑いのレベル。MRI検査にわずかに所見が窺えたが、手術でもしないと自賠責は認めないことが予想された。   【立証ポイント】

少し長めのリハビリを続けたが、TFCC部の打ち出しを作成して丁寧に損傷を訴えた。

結果、明確な所見を否定されたが、14級9号だけは認めていただいた。

また、労災を遅ればせながら申請、特別給付金も漏れなく確保した。    

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