山本さんイラストsj年をまたぎましたがシリーズを続けます。   ② 関節の脱臼後に転位が生じた場合

 関節を脱臼した後、関節をはめても関節の位置がずれた状態で戻ることがあります。関節や骨の位置がずれて変わったことを転位と言います。転位によって外観上、変形が現れることもあります。

※ 例えば、肩関節の鎖骨を脱臼した後、肩の先端にこぶが出てくる状態になった場合、これをピアノキーサインといいます。 47187cc4続きを読む »

 後年になって昨年と一昨年が業界の交通事故バブル最盛期と位置づけられるかもしれません。

 払い金返還業務による大収益が終焉を迎える大手法人弁護士事務所は、一ヶ月に1000万円前後のリスティング広告費用を今年からは捻出できないでしょう。それでも交通事故被害者は、特に重傷者はおそらく生まれて初めての経験に、相談先を選ぶときはHP等の宣伝を頼るしかありません。その点、ネットのリスティング広告で毎月数百万をかけている大型事務所の席巻は続くと思います。現在、中堅どころの法人事務所は、毎月100~300万円ほどのリスティング広告で市場に食い込んでると予想します。

 しかし、交通事故からの収益が安定しなければ、クレサラで儲けた利益の宣伝費への転用は萎んでいくはずです。これからは宣伝攻勢だけではない、真の実力が問われ始めると思います。    さて、弊事務所のような、小さな個人事務所はどのような展望となるでしょうか。交通事故でも後遺障害に特化し、その技術を売りにしていますので、他社の影響を受けづらいようです。昨年までの5年間、毎年増減なく受任数が推移しています。しかし、変化と言えば、ずばり、紹介による受任が増えてきていることです。紹介だけは毎年増加の一途です。

 かつての依頼者様が2度目の交通事故受傷となるケースは珍しいのですが、その家族、親類、友人、同僚の事故で、再び秋葉事務所にご連絡を下さるのです。これは、地域密着型の事務所にみられる傾向ですが、東京の中心部に事務所を構え、全国から受任を頂いてる秋葉事務所でも関係ないようです。

 ご紹介はつまり、弊事務所の対応が気に入って頂けた証拠と思います。病院同行を中心軸に、あらゆる保険手続きをお手伝いし、良質な弁護士へ連携する。決して手を抜かず、一人一人に丁寧な対応をする・・当たり前のことですが受任数が増えても、決してこの基本を忘れないようにしていきたいと思います。これが、大予算の宣伝攻勢をかける大手さんに唯一対抗できるものと思います。

 それには、一に人材、二に教育です。交通事故被害者救済はマスプロダクト(大量生産)の効かない業務と思います。常に「人」が評価される事務所・会社を目指していきたいと思います。

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 大森と言えば、モース博士の大森貝塚。

 小学校で習ったことで、いまだに覚えている数少ない事の一つです。病院同行の帰り、社会科見学。    貝塚は昔の人のゴミ捨て場。JRの線路沿いにありますが、縄文時代は海岸線だったようです。貝殻だけではなく、土器や動物の骨、あらゆるゴミが捨てられています。やはり、ゴミ箱を漁れば生活がわかる・・今も昔も変わりません。モース博士が指導したゴミ漁り、ではなく発掘が明治初頭の日本に考古学という新しい分野を開くことになりました。

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 この日、12/30は年内最終だったので、お昼からビールを飲んで仕事納めとしました。

 秋葉先生イラスト鳥無しsj 続きを読む »

 等級は狙って取るものでしょうか?

 毎回、被害者さまの症状を観察、画像や診断書を精査して、目標等級を定めます。その意味では狙っていると言えます。一方、審査側である自賠責調査事務所は申請側の狙いとは裏腹に、基準に則って判断します。しかし、審査側も私達と同じ視線で、あたかも同じ過程を踏むように等級を決定しています。等級申請の仕事は審査側と意を同じくする作業かもしれません。

 本件は1回目の申請で、申請側と審査側の的が違ったケースです。再申請(異議申立)を行い、同じくしました。多くは2次的な主張である神経症状(12級13号)を初回で認めてくれるものですが・・自賠責調査事務所は見落としたのか、意図的に蹴ってきたのか・・やはり、人間が審査するものです。少々、感情的?に感じてしまいます。

佐藤イラストsj本件も佐藤が逆転劇を演出!  

非該当⇒12級13号 異議申立:橈骨茎状突起骨折(50代男性・東京都)

【事案】

自動車搭乗中、交差点内で右折待ち中、前方から飲酒運転の車が右折専用レーンを直進してきたため、正面から衝突を受ける。骨折した手関節を主訴に後遺障害申請をするも、結果は非該当であった。

【問題点】

相談に来られた時点で受傷から1年以上経過しており、病院にも5ヶ月以上行っていなかった。他にも多数骨折していたが、後遺障害の対象部位は手関節のみ、しかし、時間の経過と共に可動域制限は回復していた。  続きを読む »

 ojigi5 ojigi15  新年、明けましておめでとうございます。本年も変わらず、交通事故外傷一筋、被害者救済業を推進していきます。どうぞよろしくお願いします。    さて、昨年から「今年の実績は今年のうちに」とシリーズで実績投稿を続けておりますが、年をまたいでしまいました。恥ずかしながら、続けさせて頂きます。とくに、重傷例が漏れましたので、肘・手首に続いて、高次脳機能障害も取り上げていきたいと思います。    新年最初の実績UPは、秋葉事務所の真骨頂です。器質的損傷がない、つまり、骨折がなく、靱帯損傷も不明瞭ながら、神経症の14級9号の認定を導いたものです。本来、このケースは圧倒的に異議申立の依頼が多く、再申請で等級を得ることに毎回、難儀していました。これらの経験から、初回ですっきり認定を取った好取組例です。   山本さんイラストsj続きを読む »

 秋葉事務所では早期の症状固定を推奨しています。

 正確に言うなら、適切な時期での症状固定を逃さないよう、呼びかけています。もちろん、無理に治療途上で症状固定をすれば、後の治療費の目処が建たず、被害者に不利益が生じます。当然ですが、まず、医師の判断を土台に医学的見地から検討すべきでしょう。私達は不当に後遺障害等級を重くしようと画策しているわけではありません。つまり、すべての要素を総合して、適切な時期を被害者自ら決めるべきと思っています。

 周囲から誤解の声が生じないよう、以前から説明する必要があると思っていました。これを今年最後の投稿にします。    とくに機能障害(関節の可動域制限の場合)では・・ 

 症状・回復程度がプラトー、つまり言葉上、回復の限界を指しますが、より実情的には、症状が一進一退になった状態です。関節可動域でですと、骨折の場合は骨癒合後の機能回復訓練(つまり、リハビリ)を経たレベルでしょうか。この時点で症状固定を検討します。被害者はこれを漫然と徒過することなく、後遺障害の申請をすべきです。すみやかな症状固定は、自身の利益に叶うだけではなく、周囲から歓迎されるからです。   ① 回復期の適切な時期、それも早ければ、明瞭な画像や数値が出やすく、審査側は判定がしやすくなります。時間が長いほど症状がぼやけます。中途半端な回復の懸念だけではなく、既往症や新たな病気やケガ、加齢が影響するからです。

② 対応している保険会社も症状固定・等級申請→早期解決を歓迎します。よく誤解されますが、保険会社は後遺障害の軽重による支払い保険金の大小より、解決スピードを重んじます。後遺障害等級が重いことなど担当者の責任ではないからです。サラリーマンである彼らの評価は、後遺障害等級の程度より、案件の処理速度なのです。

③ なにより、被害者は後遺障害等級が下がれば賠償金が減ります。「治るまで治療費を払わせるんだ!」との気持ちはわかりますが、大抵、後遺障害の賠償金額より、その間の治療費が(一部の例外を除き)はるかに安いのです。賠償金を得た後、健康保険を使ってじっくり回復努力を続ける方が明らかに得です。    症状固定日を定めることは、最終的には「被害者の権利」と、私は考えています。   kansetu_1    近時に再手術が必要なケース、治療方針が大きく変更、新たな治療を試みるケース等、例外はあくまで例外です。慢性的な症状改善のための長期リハビリや東洋医学の施行、なんとなく経過観察、ましてや完全回復を目指す・・これらのために、症状固定日を先延ばしする必要はないと断じます。

 とくに、可動域制限は症状固定後も多くのケースで回復が進みます。逆に、リハビリをサボれば改善は逆戻りします。回復努力を怠れば廃用性拘縮(動かさないので曲がらなくなる)まっしぐらです。また将来、加齢と共に制限がぶり返すこともあります。将来の回復・悪化はあくまで予想に過ぎません。また、関節角度の計測ですらその時の調子の良し悪しで上下します。なぜか計測者の力の入れ具合?にも左右されます。この通り、可動域制限の計測数値自体、曖昧なものです。(等級の判定は計測された数値に見合った変形や転位、器質的損傷の残存等、画像所見が前提です。)

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 今年は肘・手関節の障害が7件ありました。それ程、数が多くない部位ですので、例年より多めでしょうか。未投稿の実績を3件紹介します。    1件目は手関節の機能障害で12級6号を得たものです。文中にあるように、治療・リハビリが終えたら、さっさと症状固定することです。機能回復は長期戦ですが、だらだら漫然とリハビリを続けると、機能障害の基準である可動域制限が中途半端な数値にあり、後遺障害を取りこぼします。もちろん、リハビリの継続と回復努力は大事です。しかし、被害者はひたすら回復のみを目指すだけではなく、自身の損害に見合った賠償金も視野に入れるべきです。毎度、言っていますが、これは後遺障害狙いのズルい作戦ではありません。

 理由はこの通り⇒早期の症状固定を推奨する理由 。   佐藤イラストsj佐藤が担当しました

12級6号:橈骨遠位端骨折(40代男性・千葉県)

【事案】

自動車搭乗中、前方からセンターラインオーバーの自動車に衝突され受傷。

【問題点】

相談に来られた時点で受傷から半年以上経過しており、病院には既に3ヶ月行っておらず、その間は整骨院で治療をしていた。ただちに症状固定に進めるべき。

【立証ポイント】

まず、手首のCT撮影依頼。Drも協力的であり、快諾。手首には依然として痺れや痛みがあるものの、癒合状態等は大丈夫とのこと。しかし、可動域制限が残存している。早速、可動域を計測していただき、12級の数値となった。後遺障害診断書には、患側の数値のみの記載だったため、健側の数値の追記を頂いた上、申請する。

癒合状態や治療経過を踏まえると14級9号になってしまうのではないかとハラハラしたが、機能障害(可動域制限)の認定を得て、依頼者も大満足の結果となった。  

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佐藤イラストsj佐藤です    この1年間、頚椎捻挫・腰椎捻挫でお困りの方の後遺障害申請をサポートさせていただきました。振り返ってみると認定が厳しく、そして審査期間が短くなっている気がしてなりません。以前は早くても40日前後での認定が一般的でしたが、最近では1ヶ月で結果が出ることが多くなりました。ごくまれに20日程度で「非該当」の通知が来ることもありましたが…。    最近の傾向で特に重視されているであろう項目を列挙致します。

 まずは受傷形態です。「大破」、「中破」、「小破」と分類されるのですが「小破」と判断されるような小損害の事故である場合の認定はかなりシビアになっています。修理費や、写真等で大体の衝撃が分かりますので、そこでまずは判断されているのではないかと考えます。

 次に着目するのは、「物件事故」、「人身事故」の分類です。やはり後遺障害が残るようなケガをされた場合には、救急車で病院に運ばれるか、そうでないとしても当日に病院に行くだろうとの推測が働きます。その場は大丈夫だったので物件事故で対処したが、次の日や2日後に痛みが出たので、病院に行ったというのはかなり説得力に欠けます。もちろん、道路状況や仕事中で時間がない等様々な諸事情は重々承知していますが、そう見られてしまう可能性が極めて高いのです。

 次の点が、交通事故被害者にとって一番頭を悩ませるのですが、たくさんの病院に通っていないことです。最近の傾向では救急搬送を除き、事故当日から症状固定まで1ヵ所の整形外科に通院している方の認定数が際立ちました。もちろん相性がありますので、ご自身に合った整形外科を探して治療に専念することが望ましいのですが、転院回数が多い場合には認定が厳しいように感じています。

 他にも画像所見、神経学的所見、画像所見と自覚症状が一致していること、痛みのみではなく、痺れが残存している等、以前と変わらず重要視されている点もあります。

 ここ数年、交通事故数は減少の一途です。対して、後遺障害の申請数は何故か微増しているのです。弁護士事務所はじめ、業者の誘導が功をそうしたのか、ネット情報の氾濫のおかげか・・・当然ですが、審査側も申請が増加している風潮から、より厳しい目にならざるをえません。    MRI撮影をして、漫然と通院すれば14級9号が認定される。このような時代は終わったのかもしれません。  c_g_a_3  

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 バイク乗りで鎖骨を折ったことの無い人の方が少ないと思います。最高記録で左2回右1回の合計3回折った依頼者さまがおりました。

 懲りない人達です。転倒による自爆事故も多く、人身傷害保険への加入は絶対と思います。   akiba秋葉が担当 「鎖骨が折れたら相談を」「あと、バイク乗りこそ人身傷害に加入を!」  

労災10級9号:鎖骨骨幹部骨折(50代男性・埼玉県)

【事案】

50ccバイクで通勤中、左折の際にスリップして転倒、鎖骨を粉砕骨折したもの。プレート固定術を施行、1年後、癒合を果たす。知人伝いに事故を聞き、おせっかいながらこちらから「鎖骨の後遺障害を申請すべき」と声をかけた。

【問題点】

変形は微妙、審査する人によって判断が分かれる。労災は顧問医の面接があるのでそれ如何か。また、痛みから挙上、とくに外転に可動域制限を残していた。

【立証ポイント】

変形か機能障害か神経症状か、はたまたそれらの併合か?・・痛みの残存も含め、全方位の立証作業となった。結果は機能障害(可動域制限)だけの認定ながら10級9号を得る。

ちなみに、バイクの自損事故保険では変形(12級5号)と神経症状(14級9号)で併合12級、県民共済は9級(労災・自賠の10級に相当)となった。認定もちぐはぐ、各保険それぞれ認定基準が違うものの、やはり、人が審査するものだからか。

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 続いて、申請書類を取り戻して、再調査の上、申請し直した案件です。相談会に参加されなければ・・・鎖骨の障害は見逃されていくのです。

佐藤イラストsj本件も佐藤が担当しました 

14級9号:鎖骨遠位端骨折(80代男性・静岡県)

【事案】

バイク搭乗中、直進していたところ、点滅信号の交差点で右方からの衝突により受傷した。直後から全身の痛みに悩まされる。

【問題点】

相談時に既に後遺障害診断書が完成しており、事前認定で保険会社に提出していた。後遺障害診断書の内容が悪く、このままでは非該当の可能性が極めて高いと判断した。

【立証ポイント】

すぐに保険会社から後遺障害診断書を回収し、修正依頼をするため病院同行する。手術を行った医師の協力が得られず諦めかけたが、転勤予定の情報を伺い、転勤後に後任の医師に協力を仰ぐ。後任の医師も変形については否定的であったが、他覚的所見に変形の記載をいただき、自覚症状に疼痛も追記していただく。

認定結果は変形の12級5号は逃すものの、痛みの14級9号を確保、危機一髪の認定となった。  

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 年頭より重要受任科目としていた「鎖骨の障害」ですが、受任は8件、認定は5件と平年並み、もう一息の成績となりました。

 鎖骨は癒合さえすれば、医師は「完治」と判断します。それでもわずかな変形や痛みは残るものです。その時、障害申請に気付き、適切な立証作業を辿った者だけが障害認定を得ることができます。やはり、見逃されやすい障害と言えます。 佐藤イラストsj本件は佐藤が担当しました  

併合11級:肩鎖関節脱臼(30代男性・千葉県)

【事案】

50ccバイクに搭乗中、右方向から来た車の衝突を受ける。直後から全身の痛みに悩まされる。

【問題点】

画像ではあまり分からなかったが、患部を触ってみると、確かに肩鎖関節の脱臼により靭帯が伸びている可能性が伺えた。しかし、事故による休業とストレスにより太ってしまい、鎖骨の変形が全く外見上に表れていなかった。可動域制限もあったが、早期の相談だったため回復の余地があった。

【立証ポイント】

鎖骨変形での等級認定を受けねばならない。3ヶ月、10kgのダイエットをお願いした。

ダイエットの経験がある方であれば、いかに過酷なダイエットか容易に判断できるが、本人の努力の甲斐もあって症状固定時には脂肪で埋もれていた鎖骨が外見に表れた。仕事復帰のためにリハビリを頑張ったが、可動域制限は改善及ばず、3/4以下の数値で申請、こちらでも12級6号の認定を受けて併合11級、望外の成果を得た。

「結果にコミットする」弊所の十八番認定となった。 続きを読む »

佐藤イラストsj佐藤です。 前回記載できなかったものを列挙致します。   FLAIR:Fluid Inversion Recoveryの略で、IR法(反転回復法)の一種です。自由水(細胞内外を自由に移動できる水)の信号を抑制する撮像方法で、水を黒くしたT2強調画像です。T2強調画像では病変も脳脊髄液も高信号になり区別し難いことが多いのですが、脳脊髄液が低信号のT2強調像が得られるため、脳溝や脳室に接する病変の診断に特に有効です。   DWI(拡散強調画像):Diffusion Weighted Imageの略で体内の水分子の微細な拡散運動(ブラウン運動)を画像化したものです。拡散の低下した場所が白く写ります。超急性期の脳梗塞を描出できるので注目されています。脳梗塞の超急性期には神経細胞の浮腫が起こるとされており、細胞外液が細胞内に移行するために病変部の拡散が低下するとされています。その他に、脳膿瘍と脳転移との鑑別、類上皮腫とくも膜嚢胞の鑑別に有効とされています。脳炎の初期像の検出にも有用とされています。   Fat-Sat(脂肪抑制画像):T1とT2それぞれにありますが、T1では抑制前後を比較することで、病変内の脂肪成分が確認できます。T2では損傷や炎症などによる異常信号を見やすくする効果があります。関節などでは骨髄、皮下脂肪が抑制されるので炎症や骨折などの評価が容易になります。 プロトン密度強調画像:膝関節などで半月板、軟骨損傷などを見るのに有用です。T1強調画像とT2強調画像の中間的なコントラストを示します。

(東近江敬愛病院HP参照)   suiheidan    他にもMRA等ありますが、またの機会に説明させていただきます。  

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 日中だというのに、まだ日も高いのに、暗い。青空の半分、鉛色の雲が差し掛かり、太陽光線が少なくなります。冬枯れの港町は光に乏しく、道行く人もまばらです。    昼の新幹線で青森へ、明朝の病院同行に備えて前日から八戸に入りました。

 駅名は 鮫 。 普通、鮫島、白鮫とか、熟語でしょ。

 でも、 Same (駅)。 欧米人なら「セイム」と呼びそう。

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 バスもタクシーも待たねば来ない。いつまでも待たされそうだ。宿まで2k足らずなので、てくてく国道を歩き出しました。車も少なく、日曜の午後なのに人がいない。商店もシャッター。ならば、海が見たいので、遠回りになる海岸通りに下りた。

 2016121814150000続きを読む »

 本日は東京・埼玉の4法律事務所さんをゲストに忘年会でした。時節柄、接待・飲み会の毎日です。

 お店は新橋演舞場裏のちゃんこ鍋屋です。有名な老舗店のようです。鳥だしのお鍋は美味しかった。    数度の忘年会・・うちの若い所員は常にホスト側で気を使わせてしまい、すまなく思っています。しかし、これも勉強のうち、たくさんの先生方とお話が出来ます。

2016121622410000  歌舞伎座をバックに交差点で佇む    

   

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 有用な記事だしができないまま、単なる日記が続いてすみません。

 昨日は弁護士先生、医師の先生の3人での慰労会でした。事故は数年を経てようやく解決しました。依頼者様が弁護士、医師ということが稀にあるのものです。普段聞けない、専門職ならではのお話に感激、実に勉強になるひと時でした。    写真はお土産に頂いたワインです。ワイン好きならおなじみのナパバレーものです。名前がいかしてます。    The prisoner(囚人)

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 虜になるほど美味しい、との意でしょうか。     事務所入り口は連日、お歳暮の山。報酬はお金だけではありません。皆様のお気持ちこそ励みになります。 明日も頑張ろう!

 先生、ありがとうございました。   

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 今年、事務所で最多の案件を担当した佐藤、その数は51件! 

佐藤イラストsjさすがブラック企業出身!

 超過労働をものともしない・・いえ、秋葉事務所はちゃんと規定労働時間を守っています。  

14級9号:頚椎捻挫(50代男性・神奈川県)   

併合14級:頚椎・腰椎捻挫(50代男性・埼玉県)   

併合14級:頚椎・腰椎捻挫(40代男性・新潟県)

  tutotu  

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 Xマスも終わり、今年も一年を総括する時期となりました。今年のたくさんのご相談・ご依頼を頂き、多くの認定事例を得ることができました。まずは多くを占めるムチ打ちからご紹介していきます。   山本さんイラストsj東日本の佐井先生!sai(?)    今年、山本はムチ打ち以外の比較的、難しい傷病名が多かったように思います。悪戦苦闘の一年ながら、格段の成長を遂げました。    

併合14級:頚椎捻挫・腰椎捻挫(50代男性・埼玉県)

 

14級9号:頚椎捻挫(30代男性・千葉県) 続きを読む »

 週明けの朝は何かと事務連絡が多く、慌しいものです。しかし、今朝から伊豆の病院で、待ち時間も2時間・・ほぼ一日終わりました。

 明日は都内ですが、早朝から病院同行です。事務所スタッフも体力低下気味。今年もあと少し、もう一頑張りです。

 2016121210590000  「逃げ恥」ロケに登場、すっかり有名になった三島駅のホーム  

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Cao_Cao_scth 三国志で有名な曹操は、講談・小説の中での悪役のイメージを脱却し、今や時代を変えた英雄として、中国、日本で高い評価をされています。

 曹操は、ダヴィンチに匹敵するような万能の才を発揮したことで知られています。すぐれた兵法家であり、政治家、文学者、発明家としても多くの功績を残しています。曹操は万能の人によくある、ワンマン型のリーダーではなく、終生、すぐれた人材を求め続けました。曹操にスカウトされた有才の人物が、この時代に変化をもたらし、彩りのあるものにしたと思います。おかげで三国志は面白くなったのではないかと。    曹操は家柄や品行にとらわれず、才能ある人材を積極的に求めるリクルート方針を打ち立てました。建安15年(西暦210年)に布告した「求賢令」です。これは、呂尚や陳平のエピソードを例に、「才能を重視し、家柄や人間性にこだわらず、当時身分の低かった専門職の人々も厚く用いる(唯才是挙)」という登用姿勢を公表したものです。

 当時は「郷挙里選」と言って、地方の有力者が管内の優秀な人物を推薦し、官吏として任用するスタイルが一般的でした。試験による登用(科挙)はまだ後の時代です。儒教の影響が濃い時代ですから、評価基準もまず清廉、つまり真面目であることです。さらに、世の常ですが、優秀であってもコネがなければお手上げです。そのような時代に、「家柄、身分、道徳なども気にしない、才能あるもの求む!」としたのですから、破天荒この上ないのです。

 ちなみに例として挙げた、呂尚は有名な軍師、太公望です。周の文王にスカウトされたときは、釣りを日課とするリタイヤした老人でした(逸話ですが)。また、陳平は漢建国に功績のあった軍師・政治家で、若い頃は兄嫁に密通したり、任官した後も賄賂を取ったり、とかく人物・道徳に問題があった人です。しかし、一度重要な役を与えられると必ず成功します。そして、劉邦vs項羽の戦いを決す仕事をやってのけ、最終的には一国を担う大政治家となりました。

 曹操は問題のある人物でも才能さえあれば、野に埋もれさせることを惜しみ、積極的に登用したのです。話が長くなりましたが、秋葉事務所でも現在、求人中です。もちろん、才ある人物が来てくれたらうれしいのですが、そもそも優秀な人の活躍の場は別、吹けば飛ぶような小事務所に来るはずがありません。また、才あっても道徳のない人は困ります。とても「求賢令」になぞらえることはできません。

 やはり、求めているのは真面目な人です。ですから「求堅令」。性根がまっすぐで正直ならば、技術は時間をかけてしっかり教えます。私達の仕事は被害者救済を根幹としていますので、誠実さが絶対条件です。これがなければ間違った道に進んでしまいます。過去、能力がありながらそのような人をたくさんみてきました。邪まな精神や拝金主義では続かないのです。

 しょせん、世の中は金かもしれません。誰しも金のために仕事をしています。しかし、私はそれだけではないと思います。どこかに堅い職業意識や、高い志がなければ、いずれダークサイドに落ちてしまう・・人は弱く、誘惑に負けてしまうものです。だからこそ、お金以外に大事にしているものを持っていなければならないと思います。

 現在、事務所で活躍しているスタッフも真綿が水を吸い込むように、日々、目覚しい成長を遂げています。事務所は真綿のように真っ白で、吸収力のある人物を待っているのです。   

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山本さんイラストsjつづき   ① 関節部分を骨折している場合について

 より具体的にいえば、関節部分の(1)骨折後の骨の変形や(2)骨折後の癒合不全、(3)骨の転移、等が原因として関節の可動域が制限されることがあります。   (1) 関節部分の骨折があり、その後の骨の癒合がうまくいかず、変形してしまい、関節の動きが制限されてしまっても無理はない状態などをいいます。   (2) 靱帯が剥がれてしまい、骨折しただけでなく、靱帯のバネの働きによって骨が引っ張られてしまったことが原因で、骨の癒合がうまくいかないこともあります。 この癒合不全により、関節を動かす際にどこかで引っかかったりする場合があり、物理的に関節が動かなくなることがあります。   (3) 骨折後の骨の転移(骨がズレること)により、関節が曲がらなくなることがあります。     弊所やその他交通事故に詳しい法律事務所や行政書士事務所はこれら(1)~(3)についてを画像(XPやCT等)で確認します。 c_g_l_62  骨幹部が折れても関節に影響はなく、痛みで曲げられないことは初期にはあるかもしれませんが、痛みは徐々に引いていきますので、ある程度になりましたらリハビリをする必要があります。    そのリハビリをさぼってしまうと、痛みで体を動かさないで筋肉が拘縮してしまい、可動域に制限が生じることがあります。これを一般的に廃用性拘縮といいますが、廃用性の拘縮については、治療努力が認められず、また、頑張れば骨は問題ないので生涯にわたって治らない怪我ではないとみなされてしまう恐れがありますので、ご注意ください。  

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部位別解説 後遺障害等級認定実績(初回申請) 後遺障害等級認定実績(異議申立)

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