【事案】

自動車運転中、高速道路で追突を受ける。直後から頚部痛や手足の痺れを発症する。

【問題点】

むち打ちでリハビリ通院していたが、最初の通院先の治療方針に納得がいかず、相談会に参加した。

【立証ポイント】

相談会にて、自宅や職場、通勤経路から通いやすい整形外科を探して転院させることにした。事故から半年後、症状が残存してしまったので、主治医に症状固定して頂き、被害者請求をした。 結果は頚部で14級9号が認定された。

(平成31年2月)  

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【事案】

自転車を停めてコンビニエンスストアに入ろうとしたところ、歩道を走行してきた自転車に衝突され、負傷。直後から頚腰部痛のみならず、手足の痺れ、頭痛、めまい等、強烈な神経症状に悩まされる。

【問題点】

本件は自賠責ではなく個人賠償責任保険の為、相手方への請求については通常とは少し異なるアプローチが必要であった。まずは本人名で後遺障害申請を試みるも、わずか9日間で非該当の連絡があった。

【立証ポイント】

自賠責ではないので仕方がないと思いつつも、舐められた対応に火がつき、再度、後遺障害を主張する方針となった。異議申立用の資料作成を医師に依頼し、非該当通知から約3週間でスピード申請(異議申立)となった。今回は弁護士名での委任請求を行った為、約2ヶ月の審査を経て併合14級の回答を勝ち取った。

交通事故被害者は常日頃からこのような冷たい対応を受けているのかもしれない。まだまだ全国には困っている交通事故被害者が大勢いるのではないだろうか。弊所の声が届く事を祈るしかない。

(平成31年2月)  

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 こんにちは、金澤です    今日は交通事故被害に遭われた方にも多い、鎖骨の骨折について記事にしていこうと思います。

 整骨院では、鎖骨に限らず骨折直後に来院してくることは殆どありません。あったとしても、おばあちゃんが「さっき転んでから手が痛いの」 →コーレスじゃないですか!

 おばあちゃんが「朝起きて息したら痛い」 →おばあちゃんは寝返りや咳するだけで肋骨がイってしまう。 等々です。

 肋骨は、整形にいっても何もする事はないですが、一応は整形に送ります。ですので、整骨院に来る方としては、半年前に骨折をして治ったけど、どこどこが痛い。など訴えて来院されます。そして本題の「鎖骨骨折後、せおうことになる痛み」。鎖骨というのは、沢山の筋肉が着きます。 一つの骨につく筋肉の数で言うと上位です。

・三角筋  ・僧帽筋  ・大胸筋  ・胸鎖乳突筋  ・鎖骨下筋

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【事案】

自動車に搭乗中、交差点を右折する為に停車していたところ、後方から衝突される。直後から頚部痛のみならず、頭痛等、強烈な神経症状に悩まされる。

【問題点】

受傷直後から対応していた為、通院回数やMRI検査等問題なく進めることができたが、届出が「物件事故」になっていることと、自動車の破損状態についても、見た目ではそこまではっきり分からない。さらに、何度もお会いしている主治医ではあるが、診断書の記載がいつも同じで、不要な記載までしてしまう。これらが審査にどう影響するか懸念した。

【立証ポイント】

後遺障害診断書にMRI画像の打出し等、資料を添付して主張の補強を行った。

自賠責窓口の対応が非常に厳しく、書類の追完をしてから約3週間で14級9号認定となった。診断書の出来が悪くとも、個別具体的に判断してくださった調査事務所に感謝すべく案件であった。

(平成31年3月)  

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【事案】

自動車に搭乗、高速道路渋滞のために停止していたところ、後続車に追突される。直後から頚部痛のみならず、手のしびれ等、強烈な神経症状に悩まされる。

【問題点】

受傷から半年経過してからのご相談だったが、通院回数が少し足りないように思えた。その他、受傷機転やMRI撮影などは申し分なかったが、少し保険会社と揉めたよう。 【立証ポイント】

まずは、保険会社へ「通院期間延長の依頼」を実施してもらい、なんとか1ヶ月延長することに成功した。その期間でなるべくリハビリするよう指示し、症状固定時には80回を超える通院実績となった。後遺障害診断書が完成するまでに約2ヶ月を要したため、それまでのリハビリ領収書を添付し、症状の一貫性を主張した。

申請後に医療調査が入ったため、審査に約4ヶ月かかったが、無事に14級認定となった。

(平成31年2月)  

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 本日は代理業協会の研修会の講師を拝命、初夏の陽気に汗ばみながらの2時間、みっちり交通事故・後遺障害を特集しました。当地での開催は初、今まで何故かご縁がなかったのです。

 3メガ損保+1社の地域の支社長・次席の参席を得て、緊張感のあるセミナーとなりました。保険会社批判ともとれる内容も含みますので、それなりにスリリングです。”歯に衣着せず”は”言い過ぎ”の危険と背中合わせなのです。逆に配慮が過ぎて、当たり障りのない内容となってもつまらない研修となります。そこは、保険会社の垣根を越えた代協さんです、是々非々の精神でお聞き下さったと思います。

 お招き頂きましたS支部長、そして開催に奔走下さったT様、ありがとうございました。  

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 最近のニュースで気になる事を取り上げていました。東大出身の政治家のNG発言をめぐる騒ぎ、その他高学歴者の失敗を例に、「何故、頭の良い人達がしでかしてしまうのだろう」とのテーマです。

 私も仕事柄、毎日のように医師、弁護士と接する機会があります。彼らは当然に高学歴です。医師の場合、自力で高学歴となったのか疑問に思う先生もおりますが、弁護士はほぼ全員、頭がいいなぁと感心します。今まで一緒に仕事をした弁護士先生は49人に及びますが、例外なく偏差値の高い有名大学卒でした。新司法制度で間口が広がったとはいえ、司法試験は文系最難関であることには変わりません。中卒・高卒の司法試験合格者もいないわけではないのでしょうが、知ってる限りドラマ「HERO」のキムタクだけです。

 冒頭の話に戻りますが、いくら学力・知的能力が高くとも、弁護士も人間、当然に感情がありますから、怒ったり笑ったり、失敗することがあって当然です。人間の感情から来る判断ミス、それが失言であったり、偏った信条であったり、また、ついカッとなって感情に流されることもあるでしょう。これは、能力の高低に限らず、誰もが場をわきまえて気を付けるべきことだと思います。    普段は仰ぎ見る立派な弁護士先生といえど、実に人間臭いものです。いい人もいれば、悪い人もいます。性格も色々、得意・不得意のある普通の人と変わりません。それが弱点、あるいは特技だったり・・私が今までに印象に残った、選りすぐりの弁護士先生を紹介します。(諸先生方、笑って許してください、訴えないでね。)

  1、日本一滑舌が悪いA先生

 お酒の席ともなれば、ほぼ何を言っているかわかりません。もはや英語の方が通じます(一緒に忘年会のステージで歌った経験から)。これでは、依頼者と意思の疎通ができるのか心配です。それでも、この先生の知識・知見は見事で、文章もすばらしく、勉強になることばかりです。独自の分野で一層の活躍が期待されます。

  2、日本一体の柔らかいB先生

 Y字開脚など余裕です。ダンスの経験から、体が体操選手並みなのです。かつての弁護士研修会、交通事故・後遺障害をテーマとする講座でした。関節可動域計測の実演をする際、B先生にモデルをお願いしました(弁護士に依頼する私もどうかと思いますが)。

 B先生、最初は遠慮されながらも、当日はジャージ姿(ブルースリーの死亡遊戯さながらの黄スーツ!)で登場、講義15分前に柔軟体操、UPを始めました(ほ、本気や!)。  続きを読む »

 各種存在する障害申請の中でも「お金」の多寡にもっとも影響する3大申請は、    自賠責保険、労働災害保険、障害年金 ではないでしょうか。    交通事故で重い後遺障害を負った場合、それも通勤中であれば労災も絡み、その3つに申請を行うことになります。一番細かくシビアであるのは自賠責だと思います。もちろん、傷病名や障害の類別によって、労災の方がシビアであったり、障害年金も油断できない部位があります。それぞれの審査基準には違いがあるので、一概に言えないかもしれません。

 大事なことは、必要な検査を実施して、医師に漏らさず診断書に落とし込んで頂くことです。不足・不正確・不明瞭の診断書であっても、以後、客観的に証明された証拠として、一人歩きを始めます。これは審査上に悪影響をもたらし、その後の賠償交渉や裁判で正すことは絶望的に難しくなってしまうのです。今までも診断書の修正が最大の焦点となった件、覆せなかった悲劇を何度もみてきました。遺漏なき申請書類、とくに診断書が事故解決の趨勢を決するのです。

 経験上、医師が障害申請に熱心に取組み、万全の診断書を作成してくれたことは、非常に少ないものです。医師は治す事が仕事で、治しきれなかった患者など、関心は薄れます。保険会社も役所の窓口も基本、事務的です。むしろ、限られた財源からの支払増大を懸念してか、厳しく判断されていると考えるべきです。もちろん、好意的な判断もありますし、好悪両面において、審査員は良く見ているなぁと感心することもしばしばです。

 しかし、希少な障害の場合や、障害の箇所が複数に及び、本人・家族ですら把握しきれない症状を克明に主張することはそれなりに難しいものです。審査側が親切に不足書類や追加検査を指示してくれれば良いのですが、これも限定的なことと覚悟すべきです。多数の審査案件を抱えた担当者にとって、追加的な調査業務は負担になると思います。その審査員に対して、自分の親兄弟や子供をみるように熱心に審査してもらうなど、過剰な期待と言えます。

 重度の障害を追った被害者さん達にとって、障害○級の認定は今後の人生にとって命綱なのです。各申請はその緊張感をもって望むべきですし、そのお助けをしている私達を是非とも活用して頂きたいのです。できれば、診断書の記載をする前の段階で、周到な準備と十分な打合せをしたいと思います。私達の報酬は決して安いとは言えませんが、被害者さんの命綱を繋ぐべく、相応の働きをする覚悟です。  

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こんにちは、金澤です。見習い中は暇なんで連日の投稿です。   今日はちょっとした雑談のような小話を。

最近、特定商取引法違反の疑いで書類送検をされた某健康器具の会社がありましたね。 なんでも一つウン百万円の健康器具を売ったり、投資話を持ち掛けたり。まあ、法的な見解は特定商取引法に詳しい専門家に任せるとして。素人が効いても疑問を持つ内容であることは間違いないですよね。

ですが。ですがですよ。私は、被害に遭われた方に対してバカだなーなんて言えないのです。また整骨院時代の話にはなりますが。 (今は今の目標がきちんとありますから未練などは1ミリ位しかないです(笑)) (たまーに治療したくなる時はありますがそれも人間です、普通の感情だと思います) (一応お断りを入れておきます(笑))

いえ、本当に戻ってしまうんですが、 患者さんにいるんです。それもたくさん。今回の話はほんの1例の話ですが、紹介します。

腎臓の病気と糖尿も持っていて、全身の関節が変形し、特に膝の変形が強く膝が主訴の患者さん。こうなると治ることは有りません。 整形に月1回行き施されるのは大量の痛み止め、湿布。その方は一人暮らしでもう後期高齢者。毎日必ず通院していました。 いえ、毎日通院させるのが私の役目です。 毎日午前中に来てもらい、その日の午後の痛みを少しでも軽くする。 毎日の顔色を見たり、話を聞いてあげる。

ですが、健康保険を使えるのは急性期の症状のみ。 しかも、一つの症状で通えるのは3カ月までです。 それに毎日通うと行政から指導が入ることも有ります。ですが、正解は分からないですが、毎日通わせるのが私の役目だと思いました。 3カ月が過ぎ、自費で通院する財力もその人にはありません。 それ以上請求するのは不正請求のゾーンに入ります。

ですが私は、自費は不可能と判断し、請求先の国保に長期間、頻回の治療が必要な理由を文書でまとめて一緒に請求しました。 幸いにも、保険が下りました。そんな患者さんがいうのです。 ...

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こんにちは、金澤です。   連日、重大事故のニュースが続きますね。私は人生で2度人が大けがをする交通事故の瞬間を目撃しました。 そして1度事故に巻き込まれたことがあります。   事故に巻き込まれた時は、当時剣道部の大会で仲間たちとタクシー移動をしていた時でした。交差点出会いがしらでタクシーと車がぶつかりました。こちらのタクシー側が止まれの標識を無視していましたので、タクシーが悪い事故でした。 その後、タクシーの運転手は相手に名刺を渡し、そのまま壊れた車で私たちを会場から駅まで送り届け、きっちりお金をとり、そそくさと後にしておりました。当時子どもながら、「お金取るんだなー」 と思った記憶が鮮明にのこっています。

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~ 一筋の光が、人生を変える ~    今日でムチウチの治療についての記事最終回、前回の続きです。    早速、星状神経節というのはノド(鎖骨と胸骨の関節の上あたり、喉仏の両脇)にある交感神経の塊です。これが何らかの影響で障害されると交感神経が働きすぎて、血流障害、自律神経失調などが起こり、不定愁訴の原因となります。ここに対する正確な治療は、腕のいいお医者さんによる星状神経節のブロック注射が主流です。つまり交感神経の束に麻酔薬を注入し、交感神経の働きを和らげ、身体をリラックスさせ、血流を増やし、その状態を数週間維持させることにより、身体を自己治癒させる治療法です。 続きを読む »

交通事故で脊髄を損傷したという相談があります。    相談者全員が完全に脊髄を損傷しているわけではありませんが、一部はMRIからも明らかで、かつ、首から下が動かなくなった等、本当にひどい怪我をしている方もいます。これまででは、脊髄を損傷した場合、救急搬送された後、一命をとりとめてからは抜本的な治療ができず、症状によっては寝たきりになってしまい、やむを得ず症状固定して、相手方保険会社に賠償請求をして終わりにするしかありませんでした。

 しかし、近年では幹細胞、iPS細胞等を用いた再生医療が活発になってきたため、これまで不可能であった治療が可能になってきました。先日、とあるTV番組で某大学病院が取り上げられておりましたが、簡単に説明すれば、患者自身から幹細胞を取り出し、培養、そして増やした幹細胞を患者に注入するというものです。番組では首から下が完全に麻痺してしまった患者でしたが、数週間で少しずつ回復していき、治療から数ヶ月で歩行できるレベルまで回復しておりました。

 他の患者をたくさん見てきたわけではないので、すべてがうまく行くとは言い切れませんが、これまで治療ができなかった中で、光明が見えてきたと言えます。また、上記番組では幹細胞が取り上げられておりましたが、iPS細胞の研究も進んでおり、今後再生医療の技術が急速に進み、新たな治療方法が発見される可能性は非常に高まってきているように感じます。

 他方で、現時点では再生医療はまだすべての病院でできるわけではなく、一部の病院でのみ実施できる状況でしかありません。住んでいる場所によっては近場で治療できず、遥か遠方に向かわなければならないこともあります。交通事故であった場合、保険会社に治療の必要性を説明して、治療費を出して頂く必要があります。自由診療だと、治療費のコストがかかり、担当者によっては首を縦に振らないこともあるかと思います。しかし、再生医療も健康保険が使えるようになりました。健康保険適用が認められましたので、治療内容も特に制限されず、かつ治療費も大幅に下げることができ、保険会社の理解を得やすくなると思います。

※ 交通事故では健康保険は使えないという偏見を持つ病院や医師がおりますが、そのようなことはあり得ません。

 医師の話では治療は、受傷時からなるべく早めに治療を開始した方がより効果が出やすいようです。これまでは、治療ができない以上、なるべく早めに症状固定し、等級を固めてから相手方保険会社に保険金や賠償金を請求して、今後の治療や生活に備えていく、という流れが主流でしたが、再生医療が進むと、早期治療をする必要性が高いのであれば、症状固定よりもまず先に再生医療による治療をして、その後半年から1年様子を見つつリハビリを経てから症状固定をする流れになるかもしれません。

 患者(相談者)にとって最も重要なのは何なのか、そのためにはどの病院の紹介状が必要なのか、保険金手続きで必要なことは何か、治療費の交渉からその後の賠償請求はどうすればいいのか、弊所では連携先の弁護士と共に常日頃、研究しております。事故に遭われた本人だけではなく、介護が必要になる以上、その家族も大変な状況になります。家族や本人が疲弊する前に、なるべく早めに対策を練ることをお勧めします。  

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こんにちは、金澤です。 長いゴールデンウィークが終わりました。   10日ぶりに朝、事務所の扉を開けると新しい仲間が増えていました。 柴犬の隣に小さいトラ。いつの間に・・・? と思いながらふと、秋葉行政書士事務所のブログを読んでいると(5/7日秋葉記事)・・あ。先生がUFOキャッチャーで取った戦利品か! と理解。これから実の子のように可愛がっていこうと思います。   さて、私はこのGWは殆ど家や図書館にこもりきりだったわけですが。 一日だけGWらしいことをしようと、東京にいる唯一の友と共に、群馬の山奥に行ってきました。群馬の山奥で、ラフティングです。 利根川を全力で下ってきました。

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 片付け事や所用で過ごした連休ですが、いずれの作業ものんびりと休息をとりながら遅々と進めました。激務の狭間にインターバルを取ることが出来たと思います。インドアの10日間ながら、まったくお出かけしなかったわけではありません。少し報告します。

 連休となれば都内の小スポットを探訪するのが恒例です。温泉ですと東京湾沿いは黒湯がお馴染みですが、その黒湯と塩化物泉、二つの源泉をもつ武蔵小山温泉 清水湯に初の入湯。比較的空いている都内ながら、やや混んでいました(お湯のレポートは割愛)。

 ここでは、湯上りの商店街散策が印象に残りました。有名な通称パルム商店街、戸越銀座と並ぶ、都内屈指のショッピングストリートです。日本各地で失われつつある商店街ですが、ビル街から隔離されたかのような都内の商店街は味わい深いものがあります。

 湯上りの体を冷ますに丁度良い気候です。そぞろ歩くに1時間半、様々なお店を見て回りました。定番の雑貨屋や飲食店が並ぶ中、ペットショップが3軒もありました。道行く人もペット連れが多いような・・。しばし昼寝中の豆柴の寝顔を眺めた後、閉店セールのCDショップで檄安CDを買って、さらに中古家具屋でうろうろ。その後、少々くたびれた中華料理店でご飯食べて・・腹ごなしにUFOキャッチャー、 戦利品(↓)をリュックに押し込んで帰宅しました。

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~バレリュー症候群の治療:椎骨動脈辺~

今日は前回の続きで、ムチウチの治療についてです。 私は通常の頚椎捻挫ではないと判断し、 そこからバレリュー症候群と見立てを変え治療しました。   バレリュー症候群と言っても原因はたくさんあります。 多い原因としては、

・椎骨動脈の狭窄 ・交通事故のエネルギーによる大後頭孔神経のストレス 続きを読む »

 交通事故死亡者のピークは昭和45年、実に年間16765人が亡くなっていました(参照⇒交通事故で亡くなったアニメキャラ)。それに比べ、車の登録台数がほぼ二倍になった平成29年以降はおよそ4000人弱にまで減っています(参照⇒2017年の交通事故死亡者数)。    最近の死亡事故では、二つのポイントがあると思います。一つは高齢者ドライバーによる事故、二つ目は横断歩道や歩行者天国に暴走車、でしょうか。両親を例に少し語りたいと思います。    高齢者ドライバーの免許更新は近年相当厳しくなっています。高齢者の免許更新期間を短く、また、免許が必要かどうか、地域の事情を加味した免許制度も盛り込むようです。一方、免許自主返納の意識も高まっています。私の父も80歳を前に自主返納しました。返納直前になってかなり未練があったようですが、私も強く賛同して(決断が変わらぬうちに急いで)警察に連れて行きました。「まだまだ大丈夫だが」と思っている時こそ、タイミングかと思います。自分で大丈夫かどうかが、わからなくなってからでは遅いのです。これも最近の事故も含め、教訓ではないでしょうか。    青信号の横断歩道を渡っているときに、酒酔いや居眠りの自動車に突っ込まれて・・これは逃げようがなく、まったく不運としか言いようがありません。当然、加害ドライバーには厳罰が科されますが、被害者の命は戻りません。暴走車を予見すべきとは言わないまでも、道路上では十分に気をつけて、自らを守る心構えが望まれます。

 かつて、弊所の依頼者さまでも、歩道で信号待ちしているところに、交差点で衝突した2台の自動車の一方が、その反動で歩道に乗り上げて依頼者さまを跳ねた件や、居眠り運転の自動車がが歩道に突っ込んできた件ありました。横断歩道上で信号無視の自動車に跳ねられた件など、数え切れません。これらはまったくのとばっちりです。もちろん、このようなケースで歩行者に注意を求めることは酷です。それでも、1人は信号待ちの間、タバコに火をつけるためにうつむいた状態で、衝突まで気付かなかったそうです。とっさに避けることは難しくとも、まったく身構えていない場合にくらべ、危険を意識した場合の受傷ダメージは下がるものです。人間の体は不意打ちに弱いからです。

世界一有名な横断歩道ですが、実際は車がビュンビュン、4人揃っての撮影は難しいようです

   やはり、往来では、車の行き来に気をつけるべきです。タバコやスマホを見ている場合ではないのです。私も、信号は単なる目安とまでは言いませんが、青信号でも周囲に軽く注意して渡ります。逆に赤信号でも車が来なければ渡ってしまってもいいのではと思います(ダメです、交通違反です!)。信号や交通ルールに守られてはいても、最後は自分で身を守る心構えが必要ではないでしょうか。

 私の母は、食品の賞味期限を守らない人でした。子供の頃、古くなった食品でも、「舌先で舐めてピリピリ感がなければ大丈夫」「これは火を通せば大丈夫」「水で表面を洗えば大丈夫」など、キッチンでのサバイバル術?を伝授されました。なんて野蛮な!と言われそうですが、その母は逆に、買ったばかりで賞味期限内の商品の異常に気づいて、傷んでいることを察知することができました。指標に頼らず、自分で判断する人だったのです。

 悲惨な事故を減らすために、加害者を重く罰することや、インフラの整備も当然に必要な努力です。それに加えて、明日の被害者になるかもしれない皆が、安全を人任せにせず、自己判断に基づく自己防衛も意識すべきと思います。  

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余談ではありますが・・・   整骨院では若いイケメンの先生が一人いると、おば様方患者数は増えます。 これは明らかな事実です(笑)

歯医者の衛生士さんが可愛くて優しく愛想が良かったら、 いつもは行かない半年後の検診も、つい、「さて検診に行くか」。 いつもはキャンセルする歯石取りも「さて歯石取りに行くか」となるかもしれませんよね。

これと同じでイケメン先生がいると、予約が増えるんです。 勿論、治療回数が増えると治りも早くなりますが、果たしてそれだけでしょうか?   以前私が治療に当たった、変形性膝関節症による可動域制限・痛みの強い患者様がいました、変形してしまっているので、膝可動域も90°も曲がらないんです。ですが完全に変形して関節が壊れていなかったので、 周りの筋肉+靭帯の柔軟性を出し+関節の隙間を広げて関節液を出す治療+付けたい筋肉を確実に付けられるよう私はキネシオテープを使いながら筋力トレーニングを治療に取り込みました。 痛みを取り可動域を安定させるには、「最低でも3カ月はかかるだろうな」 と思いながら治療していました。

治療を始めて1ヶ月位経った頃でしょうか。新人の柔整師が入社してきて、私はその患者さんと信頼関係があったので、その新人の柔整師を治療に入れることにしたのです。数分後、いつもと違う空気を肌で感じました・・・

ん?・・・ なんか、異様におば様の顔が明るいぞ!?・・・

そう!!新人君は、なんとイケメンだったのです!!!  典型的なジャニーズ顔。

これは・・・と感じた私は、そこからその新人君を担当にして、私は2~3回に一回忘れてないですよという顔をしながら、最後に少しだけ見るくらいです。そこからみるみるおば様の膝が良くなり、90°も曲がらなかった膝は、完全に曲がるようになりました。しかも!!3カ月かかっていないのです!

そう!!新人君は、やっぱりイケメンだったんです!!!! ですが、いくら何でも新人、治療だって教わったことしかできません。 ...

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変形膝関節症や、膝の痛みで悩まされるのは女性に多いのは何故か。 今日はそんなお話なども混ぜながら書いていきます。   どうも、本当はやりたい運動を今年一杯我慢すると決意した、金澤です。「膝についてその1」の記事にも書きましたが、我慢しています。運動はしないくせに、靴屋があれば、何故かカッコいい運動靴を眺める自分がいます。 店員さんに話しかけられたら、もうジョギングをいつもやっているかのような口調で話してしまいます。お店に入る前は快晴だった空も、帰るころはいつも雲がかかっています。前置きはこの辺にして、今日は何故膝の痛みや、変形は女性に多いかなどをお話しします。   やはりホルモンが関係しているからです。 ご存知の方も多いですが一応。骨格や筋肉の増大・発達を促すホルモンの代表はテストステロンで男性ホルモンです。 女性のテストステロン量は男性の10%程度ですから、ここが不利です。前回の記事でも書きましたが、筋肉が関節を守っているわけですから、 少ないと絶対的に守りが弱くなってしまいますよね。

そして、膝の痛みが出るのはやはり閉経後。 つまりエストロゲンの減少です。 エストロゲンを大量に作っていた卵巣や胎盤がシャッターを下ろしてしまうと、 エストロゲンは少なくなってしまいます。人間の骨は破骨細胞と骨芽細胞という、骨を壊す細胞と骨を作る細胞のバランスが取れて、常に綺麗で新しい骨が作られています。本来エストロゲンは破骨細胞(骨を壊す細胞)を減少させる役割があります。 これが閉経し、エストロゲンが少なくなると、どんどん骨が破壊されるのになかなか作られないという現象が起き、骨粗鬆の始まりです!

つまりエストロゲンの減少は、骨や軟骨を減少させ、関節も弱らせるのです。 ...

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こんにちは、金澤です。

今日の内容は、

・どのような原理で筋肉が膝関節を守っているか?

・階段・坂道の上りより下りが膝を痛める理由

を主に書いていきます。最初は小難しいお話です、面倒な方は赤字だけ適当にみて頂けると嬉しいです。

まずは、筋肉が力を発揮するためには収縮をします。そして実は筋肉の収縮にはいくつか種類があり、それぞれ強い収縮、弱い収縮があります。

今回は2つ紹介。

①:短縮性収縮(コンセントリック):強い力を発揮する収縮

→ 筋肉はぎゅっと縮み、短くなりながら力を出す収縮です。

ダンベルを持ち上げると力こぶができますよね。筋肉が縮んだ分、膨らんでます。あれがコンセントリックです。上腕二頭筋のコンセントリックは、肘を屈曲する時、大腿四頭筋(太ももの前)のコンセントリックは膝を伸ばす時です。

②:伸張性収縮(エキセントリック):力は弱い収縮

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