むち打ちの治療、および理学療法は、痛み止めのお薬の処方、電気治療で温めるなど、ほとんどが対処療法と言えます。牽引で頚椎を伸ばすことは積極的な治療方法なのか迷うところですが・・。打撲・捻挫の類は、対処療法をしつつ、自然治癒を待つしかないからです。例外的に頚部の神経に深刻な圧迫があり、それによる神経症状が重篤であれば、手術にて神経の圧迫を除去する必要があります。このような積極的な治療はレアケースと思います。
そこで、接骨院・整骨院での手技による過緊張の緩和や整復に一定の効果が発揮されます。柔道整復師は筋肉系のトラブルの専門と言えます。さらに病院と違って、診療時間が長く土日もオープンしていたり、施術するスタッフも病院と違って笑顔で親切丁寧、人気があるのも頷けます。
私共の立場は、交通事故の金銭的解決に寄与する者になります。それでも、なにより回復が一番と思っています。そこで、専門医への誘致の仕事も多くなります。むち打ち患者さんの場合は、専門医ではなく近隣でのリハビリ通院となります。これも立場上、整形外科を推奨しています。交通事故治療とは、治療費や賠償金を巡って相手(保険会社)と紛争化が予想されます。治療費確保の面から、医師の診断の元に治療や理学療法を進めることが安全だからです。それでも、(医師ではない)接骨院・整骨院、鍼灸院、整体への施術を希望する被害者さんへは、そのメリットとデメリットを中立的に説明します。上手な先生、自身の症状の緩和にフィットした先生の施術により回復が進むなら、それは良いと思っています。一方、賠償問題は何かと厳しくなるので、それさえ承知してくれればOKです。
そのようなスタンスで事務所は17年目を迎えます。毎日のようにむち打ちの相談をお受けしていますが、一定数は整骨院・接骨院に通院中、あるいは希望している被害者さんです。毎度、整形外科と接骨院、両者のメリット・デメリットを説明しています。すると、もう3カ月を超えて接骨院に通院中で今更転院できない方を除き、ほとんどの方が整形外科に転院しています。逆に「お金の問題ではありません、私は〇〇接骨院の先生の施術で治したいのです!」と言う方が、まったくいませんでした。ここに、交通事故被害者の本音が見えてきます。やはり、賠償問題と交通事故治療は密接なのです。
どのような治療を選択するかは被害者が決めることです。私共は、交通事故治療と言う特殊な状態に置かれた患者さんに対して、丁寧に情報提供をするだけです。

この連携の仕組みは、「整骨院・接骨院院から患者の紹介を受けて、行政書士が自賠責保険に被害者請求をします。」・・それだけのことなら、ことさら違法にはならないはずですが・・・。
この仕組みが何故、保険会社から敵視されるのか?・・任意社から一括払を拒まれる院(つまり、施術料の請求がいい加減か、過大か、不正か)が、施術料の請求について、任意社を飛ばして自賠責保険に被害者請求をかける方法をとっていました。当然、これには任意保険も自賠責保険も眉をひそめることになります。
大宮氷川神社参道入り口を前に
それでも、なるべくは薬を飲みたくありません。副作用のない薬など、漢方を除いてまずありません。肝臓、腎臓への侵襲も気になるところです。今回は数度の服用で頭痛の波が引きました。数錠余りましたが、持っていると安心のロキソニンでした。
※ 任意保険の1~3級で額の大きい方(右側)は「父母、配偶者、子がいる場合」です。
◆ 近年の増額改定で一つ抜け出していた東海日動さんですが、今年から損Jがトップに・・
(この金額をみると、自賠責保険の(慰謝料+逸失利益=)限度額に近く・・別途に逸失利益を払わない方針でしょうか? 毎度、後遺障害の金額でもめるのです)。
交通ダイヤの乱れはなく、道路に雪は残っていませんでした。都内でも遠方に位置する青梅市ですが、本件の症状固定は延びそうで、この地には来月も再訪することになりそうです。
この地域での重傷者が救急搬送される病院ですが、本件は今日限りのようです。立ち寄り湯に寄りたいところですが、事務が堆積中につき、急ぎ東京に戻らねばなりません。
それでも、諦めていただくこともあります
弁護士を早く見極めて下さい
また、高次脳機能障害の方でたまに目にするのは、被害者が目安となる1年が経っても動かず、先に相手保険会社から主治医に医療照会をされて、「後遺障害はない」との言質を取られて、大ピンチの状態からのスタートとなってしまうケースです。まず、保険会社に悪気はないと思います。スケジュール的に「1年後経ったので、そろそろ症状固定を進めるか」、と主治医に働きかけたに過ぎません。一方の医師ですが、軽度の高次脳機能障害は一見わからないものです。主治医ですら後遺症を詳細に把握できないことがあります。とくに急性期治療だけをした医師は、リハビリで転院した昔の患者への関心を失います。手術が成功し、命を助けて、後はリハビリ先へ、その医師の仕事は終わっているのです。転院後の症状の経過など追っていません。何より、完治を目指して治療に努めた医師こそ、後遺症など認めたくない感情も働くはずです。そのような時に、保険会社から医療照会がきた・・・被害者が後遺障害申請へ自ら動かず、保険会社に先を越された形ですが、これも全国で頻発していると思います。
結論、治療を遅滞なく改善に努め、速やかに後遺障害の認定を得て、賠償交渉へ進める、これらを計画的に進めることが被害者の王道と思います。その策定が難しいのであれば、できるだけ早く秋葉へご連絡頂ければと思います。作戦会議は早いに越したことはありません。




