【事案】

自動車搭乗中、交差点信号待ちで後続車の追突を受ける。直後から頚部痛、腰部痛に悩まされ、以後、9か月にわたり理学療法を継続した。

【問題点】

症状固定時に相談会に参加された。後遺障害診断書他、書類をチェックさせて頂いたが、このままの提出で認定は取れると予想した。認定後、弁護士の仕事かと思っていたところ、非該当の結果となり、再度の相談となった。今度は正式に受任して再請求を試みた。

【立証ポイント】

コロナ渦中の病院同行は大変気を遣う。万難を排して、主治医に追加の診断書・意見書の記載をお願いした。ポイントは、「上肢・下肢のしびれが継続している」と判定して頂く事であり、その点、医師面談にてよく協議できた。

ほどなく、頚、腰ともに14級認定の報が届いた。

(令和1年7月)  

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 交通事故の示談交渉、そのおよそ80%は保険会社同士、あるいは一方が保険会社の交渉になります。

 交渉事は何かとストレスがあるものです。損害を回復しなければならない被害者さんは大変です。どう考えても、請求する側が不利だと思います。

 その交渉ですが、加害者が無保険である場合はさらに大変です。この無保険とは、任意保険未加入を意味します。自賠責保険の未加入はそれなりにレアケースですので、ここでは除外して話を進めます。通常、任意保険の担当者が当事者に代わって交渉します。当事者同士では感情的になりやすく、また、知識も不十分ですから、話し合いが難航します。ですので、保険会社を介する交渉がベターです。    本日のテーマは、保険会社を介さない交渉、前述の通り、相手に任意保険がないケースです。すると、たまに当事者に代わって謎の人物がしゃしゃり出てきます。その人物が法律関係者であれば、一定の信頼はあります。代理権限のある弁護士はそれこそが仕事です。それ以外では、保険代理店さんもよく登場します。保険知識がありますから、保険の限度内での解決ではスムーズに話が進むと思います。しかし、そのような名刺を出してもおかしくない職業の方達ばかりではありません。

 謎の人物の介入・・当事者の親兄弟・家族内なら変に思いませんが、どうも違います。当事者の職場関係者、もしくは親戚を名乗ります。よく、「○○の叔父です」と自己紹介してきます。この謎の叔父さんを、私達は「変なおじさん」と呼んでいます。  

 志村けんさんの「変なおじさん」は、変質者の「変」と解しています。交通事故における変なおじさんとは、どのような権限で介入してくるのか不明だから、「変な立場のおじさん」と言うべきでしょうか。昭和の頃は、ベンツで乗り付け、素人っぽくないダークスーツにサングラス、ローレックスなど腕に巻いた風体が多く、何故か交渉中はたばこをプカプカよく吸います。変を通り越して「怖いおじさん」でした。現在は民事介入に関する法律が厳しくなったので、このような怖いおじさんを見なくなりました。ほぼ絶滅種と言ってよいでしょう。

 かつて、交通事故介入を職業としている人達は「示談屋」さんと呼ばれました。もちろん、金品を報酬としていたら、弁護士法72条違反、いわゆる非弁行為ですから処罰の対象です。それでも、もめ事はしのぎ(お金)になりますので、しつこく活動していたものです。しかし、平成、令和と時代が巡り、絶滅種と思いきや、スマートに進化した新種がわずかに生き残っていました。普通っぽく、怖い風体は避けています。物腰も脅し調ではありません。なかなかに知識もあり、よく勉強しています。

 それでも、何らかの目的をもって、まさかボランティアではないでしょうが、代理人の体で介入です。繰り返しますが、当事者から委任されていたとしても、有償であれば違法です。では、無償ならOKなのか?・・まさか、無償なわけないでしょう。このような輩は、叩けば半年も干したことがない布団のように、埃がバンバン出てくるものです。できれば、相手にしたくありません。    先日、生き残った絶滅危惧種を発見しました。対して、こちら側は弁護士費用特約を使わせて頂き、正規の資格者である弁護士を代理人にしました。法的に認められた代理人は今後の交渉において、権利不明の変なおじさんなど相手にしません。ここで、「だっふんだー」とは言いませんが、変なおじさんは役に立たず退場します。相手方は、このまま自分で交渉するか、改めて弁護士を雇うかの選択を迫られることになります。    現在、弁護士費用特約の普及から、交通事故で弁護士を雇いやすい環境にあります。ますます、変なおじさんは数を減らすと思います。    

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【事案】

バックしてきた車に衝突され転倒した際に、左手関節の豆状骨を骨折。

【問題点】

豆状骨には小指外転筋・尺側手根屈筋が付着している。この骨が骨折すると、小指の可動域、手関節の可動域が制限されることにもなりかねない。幸い可動域制限を残すほどの折れ方ではなかったため大事に至らなかったが、仕事柄デスクワークも多い上で、文字を書いたりマウスを操作する際は机に豆状骨が当たり、痛みが発生する事が多い。

【立証ポイント】

診断書には、「朝晩の痛み」と書かれてしまったが、より具体的に、日常生活上あらゆる場面で痛みを感じていることを別紙でまとめ、確実に14級9号の認定とした。

※ 併合の為、分離しています

(令和2年6月)  

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金澤です。

先日、テレビを見ていました。

ニュース番組の内容でした。

その内容は、PCR検査が一回4万円で受ける事ができる、予約殺到!

という内容でした。

 

これを見て、私は疑問に思いました。

普段病院同行をしていると、最近はよくPCR検査のポスター?案内?が貼ってありますが、

1回1万以上の病院を見たことがありません。

相場は8000円ほどに感じます。

 

なぜ報道番組は4万円の検査をあえて報道するんだろう?

と考えましたが、これが国が行う印象操作か?と思ってしまう程です。

 

一回4万のPCR検査を、予約殺到!と報道する。

医療機関のHPなどを見ると、実際は1万円以下でやっている所が多い。

気軽に受けさせるための植え付けをしているのか・・・

 

それとも高いから検査なんか受けない。という先入観を先に植え付け、検査数を減らしているのか・・・

 

それとも、コロナの影響で経営が悲鳴を上げている医療機関の自由診療(利益)の為に報道しているのか・・・

 

 

まったく、国もテレビも何を考えているのか、下民のわたくしにはさっぱりわかりません(笑)

 

これだけは確かなのは、PCR検査4万円は高い^^;

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金澤です。

先日、回転ずしに行きました。

独り身なので、いつもは弁当を買って食べたり総菜を食べたりしています。

たまに外食をするくらいなのですが、

 

この暑さのせいで食欲がなく、どうしても食べたいものが無く、ひらめいた先はお寿司でした。

 

今の時代、お寿司も手ごろになりましたよね。

高級店でなければヒトサラ100~300円くらいで食べれちゃいます。

いつも私は回転すしに行っても、6皿位でお腹がいっぱいになるので、コスパ抜群です。

 

本題に入りますが、大体いつも飲食店に入る時はコロナを考えて、バリケードがあったり対策のしてあるお店に入るんですが、

その日は熱さのせいか、はたまた慣れか。

軽い気持ちで回転すしに入り、カウンター席に着きました。

 

レーンに流れているお寿司はいつも食べません。

注文して、届いた品をいつも食べるのですが。

いつも通り注文をしてお寿司を待っていました。

 

いつも通り、注文の品がレーンから流れてきました。

その姿を見た瞬間、ハッと青ざめました。

 

あたりを見回すと、お店は満席。

レーン脇には友達・家族・恋人の集団が楽しそうにお話をしながらネタをつついてます。

 

やってしまった。

これじゃあ、飛沫のオンパレード!!

 

頭の中は後悔と、目の前にあるネタをどうするか…

 

それより、まってくれよと。

カウンター席の横にはバリケードがあるのに、なんで肝心なレーンにはバリケードもなければ、

皿の上にカバー?もかかってないんだよ!(怒

 

最近回転ずしは、カバーをかけてレーンに流れているお店も増えてきているだろう!?

なんで、今この時期にそれくらいもしていないんだ!

 

 

 

呆れた私は、いつも絶対に最初に頼む中トロ2皿を諦める事にしました。

悲しみに打ちひしがれながら、100円の青さ汁を注文。

青さ汁は、蓋つきの器に入り、店員が持ってくることを知っていたからです。

 

青さ汁を飲みほし、消毒作用のある生姜ならば。と思い生姜を一口二口食べ、店を後にすることに。

 

不思議そうに見る店員。

もし、自分がバイトなら、お客にわけを聞き、店長に掛け合い料金を引き、今後の企業努力として大切な意見有難う御座います位言って帰すけどな~

 

と思いながら会計で、当然のように中トロ二皿と青さ汁のお会計をして、店を後にしました。

 

 

それにしても、大丈夫かい、みんな。

よくあんな飛沫のかかった回転すし、あんなに幸せそうな顔して食べれるな…

満員御礼の回転すし店を見て、

コロナは当分収まらないだろうな~

と改めて確信しながら、マックを買って帰りました。

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 今年の事故統計の上半期さえ出揃っていない中、まだ、データからの分析はできません。

 しかし、4~6月の4半期をみると、緊急事態宣言による交通量の激減、一部では自動車の走行量が70%減ったと言われています。すると、当然、自動車事故もその数字に倣って減ることになるはずです。しかし、重傷事故の数は一定、むしろ微増との記事をみました。⇒ コロナ渦中での交通事故件数    最近では、拡大する感染状況から、医療関係者のコメントをよく目にします。ある医師はテレビで、「4~5月は救急搬送される交通事故患者が0人、そのおかげで、救急救命のスタッフをコロナ対策に回すことができた」旨の発言をしていました。この病院だけの傾向とは思えません。やはり、交通事故の被害者は一定期間減っていたのだと。そして、6月以降、発生数が回復傾向とはいえ、今年一年は昨年までの数字には到底及ばないでしょう。

 テレワークや出勤制限もありますから通勤災害はじめ、労災事故も当然に減るはずです。深夜営業の飲食店への規制は、そのまま、帰宅上のタクシー事故の減少にもつながます。先日、タクシー運転手さんも、「お客さんは半減どころじゃなく、1/3以下だよ」と嘆いていました。転職も検討しているとのことです。

 経済活動の低下、これは全体的にはよくないことですが、副産物として、交通事故を含むケガ人の減少という好転もあったのです。

 一方、秋葉事務所の相談数・受任数もこの傾向が如実に数字に表れています。とくに、新規の相談数は前年比の55%です。連携先、弁護士事務所に聞くと、やはり一定の減少は間違いないようです。それでも、うちの事務所に限ってある傾向が浮かんできます。それは、交通事故の最多傷病名でもある、頚部・腰部捻挫の類、いわゆるむち打ちの相談・受任の減少が明確ながら、重傷者の受任、あるいは後遺障害等級12級以上の受任数は変わっていないのです。軽傷・軽症者が減っていることは、世間の統計と同じ傾向と言えます。しかし、それ以上に、私達の助力がより必要な被害者さんとは、そのご縁が強いことを示していると思います。

 交通事故外傷・後遺障害に特化した事務所、そのニッチな取り組みが世に浸透していないことは通年のテーマです。今年のような交通事故数の減少期も、それは変わらないものです。今後も、私たちをを必要とする被害者さんに、声が届くようにしなければなりません。一層の工夫が必要ですが、目の前の被害者さん個々を確実に助けていくルーティンこそ堅持したいものです。

 営業的に、短期では宣伝力が物を言いますが、長期では実力が評価されます。年々の紹介の増加こそ、長い目で見た実力のバロメーターではないでしょうか。日々、間違いのない仕事を重ねていくこと、今後もコロナや災害等、世の中の影響を受けながらも、それは変わらないと思っています。  

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 むち打ちに限らず、ここ数年の傾向から、初回認定でいけそうな案件も再請求(異議申立)を強いられるケースが増えたと思います。

 交通事故数が減少傾向なのに、後遺障害の申請件数がなぜか微増中・・・不思議です。申請者が増えていることは、障害者の数が増加したと言うより、被害者さんの賠償意識が高まったからではないでしょうか。すると、自賠責保険・調査事務所も、微妙な案件に対する審査の難度を上げることにつながりかねません。数年前なら、甘い認定に助けられる案件も、厳しい判定にさらされているようです。本件も初回申請の読み違いから、結局は受任して認定を取りました。

 

非該当⇒併合14級:頚椎・腰部捻挫(40代男性・神奈川県)

【事案】

自動車搭乗中、交差点信号待ちで後続車の追突を受ける。直後から頚部痛、腰部痛に悩まされ、以後、9か月にわたり理学療法を継続した。

【問題点】

症状固定時に相談会に参加された。後遺障害診断書他、書類をチェックさせて頂いたが、このままの提出で認定は取れると予想した。認定後、弁護士の仕事かと思っていたところ、非該当の結果となり、再度の相談となった。今度は正式に受任して再請求を試みた。

【立証ポイント】

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          真の恐怖に触れる        

恐怖 双子の老婆

 一卵性双生児ですから、私も子供の頃はよく母と伯母を間違えました。当たり前にそっくりでした。母姉妹の小さい頃や学生時代はおそろいの制服で、写真の通り、それは可愛かったと思います。しかし、月日を重ね、共に老婆と呼ばれるようになりました。かつて、全国的人気の双子のお婆さん、きんさん・ぎんさん(※1)を覚えているでしょうか。仲の良い二人、老いてもそこはかとなく可愛さを感じるものがありました。これが人気の理由だと思います。

 しかし、母姉妹はきんさん・ぎんさんタイプとは別物です。母姉妹は仲が悪いのです。お産の時、母が後に分娩されたので妹となっています。伯母が姉ぶると、負けん気の強い母は、「(生まれた時は、)あたしがあんた(姉)を先に蹴り出したんだ」と言っていました。子宮の中からすでに戦いが始まっていたとは恐ろしい。気の強い5人姉妹の中でたも、母と双子の姉はまさに竜虎、気性の激しさは2トップと言えます。常に熾烈なセンター争いの、前田 敦子と大島 優子(※2)、それどころか、名勝負数え歌、藤波 辰巳と長州力(※3)だったのです。

※1 双子姉妹のタレント、成田 きん(なりた きん)及び蟹江 ぎん(かにえ ぎん)の愛称。100歳を過ぎても元気であったことからマスメディアに注目され、その後、テレビ出演やCDデビューを果たした。その姿は「理想の老後像」と言われ、1990年代の日本において国民的な人気を誇った。(ウィキペディアより)

※2 前田 敦子と大島 優子…AKB48の代表的なセンター。少し古い例えですみません。

※3 藤波 辰巳と長州力…レスラー。新日本プロレスでのライバル。猪木の後継者を巡る名勝負を繰り広げた。すごく古い例えですみません。     他の双子さんを詳しく観察する機会はありませんが、双子は一心同体だからこその近親憎悪もあるのでしょう。実際の関係性など余人には測りがたいものです。母が存命なら今年80歳、その二人が80歳になって、仲良くちょこんと床の間の前に和装で並んで座っている姿を想像して下さい。

   

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        古い写真が語るもの      

幽霊の正体

 年が明けて令和2年、お正月休みは実家で遺品整理という名の捜査再開です。与えられた時間は3日、じっくり取り組みました。    生前、「生きてるうちに物を整理しなくちゃ」と、母は終活の素振りを見せていたものの、実際は、「何だよ!全然やってないじゃないか」と愚痴を言いながらの作業でした。自らの寿命が分かっていれば、終活もはかどろうものです。しかし、誰しも予期せぬ突然は在りうることです。まずは、自分も死後の整理リストでも作ろうかな、と考える次第です。

 さて、毎週の遺品整理は、ほとんど大量の衣服の処分に費やすことになり、このまま掘り続けたらアンモナイトの化石が出土しそうです。何層にも折り重なった地層から”その写真”を発掘するまで、実に半年も要したのです。    

 煤けた緑色の1冊の写真アルバムらしきものが、形を表しました。焦げた匂いに、、全体的にはカビ臭い。神経質とは程遠い私ですが、このまま素手で触ることがためらわれました。親指と人差し指で角をつまみ、擦り切れた表紙を少しめくると、バラバラと数枚の写真がこぼれてきました。

 白黒写真とセピア色の写真、あるいはカラーらしきものも混ざっていました。その写真は母の幼少期から成人するまでの数枚でした。今まで観たことのない写真ばかりです。こんなに写真が残っていたのか・・。写真嫌いの母でも、さすがに両親(私からは祖父母)は、最低限の記念写真を撮っていたようです。    そして、この写真から、「ある事を忘れていた・・」と気づかされました。    「もしかしたら・・。」    秋葉家の亡霊について、早くも謎が解けてしまった。     幽霊の正体はまったく簡単なことでした。     知っていればどうということでもなかった。        母は一卵性の双子。      窓の幽霊は母が化けてでたのではなく、双子の姉だったのです。   続きを読む »

【事案】

駐車場内でバックしてきた車にひかれ、左脛骨のプラトー骨折、左橈骨頭骨折、左豆状骨骨折をした。救急搬送先で応急処置後、かかりつけの病院に搬送され観血的整復固定術(スクリュー固定)を受けた。

←骨折様態はこのタイプに近い

【問題点】

診断書の既往歴に「下腿開放骨折の治療中」と記載されていた。話を聞くと、以前、左足の開放骨折をしており、その治療先の病院が、今回の事故で手術をした同じ病院であった。開放骨折をしたのは同じ左足でも、“足首”の辺りとの事。“下腿”に間違いはないが、この表現だと今回の怪我と同視される危険性があった。

【立証ポイント】

診断書既往歴に記載されている「下腿」を「下腿遠位端」と修正して頂くために病院へ出向き説明。今回の事故の怪我は下腿近位端であるところ、遠位端と補記すれば事故と切り離されるので、この作業は軽視できない。もし、このままだと、要らぬ医療照会がかかって、審査が長引くかもしれない。

無事、既往症欄は「下腿遠位端(足首付近)」と修正され、審査上、完全に事故とは切り離された。結果、膝の可動域制限で無事に12級7号の認定。

プロである以上、この慎重さは必携です。

※ 併合の為、分離しています。

(令和2年6月)  

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        この世にないものを追ったことがありますか      

週末探偵の誕生

 斜陽の差し込みが窓の陰影を濃くした実家の前に、私は今日も立っていました。ちょっとした幽霊騒ぎなど時間が経てば・・のはずですが、町内会の噂は広がるばかりです。母は幽霊となってまで、一体どんなメッセージを残したいのだろうか。まったく霊感のない私には何も見えません。生まれてこの方、不思議な現象に遭遇したことは皆無です。有名な幽霊スポットでも、一人平気で夜釣りができます。どうせ、私には何も見えないからです。多分、よく釣れる好ポイントを隠すため、誰かが流したデマではないか、そのような推理をしています。    あれから毎週、日曜日に実家に帰っては、どうせ見えない霊と向き合う作業となりました。実体のない想念がいつまでの家の中に漂っているとしたら・・何かおまじないや魔法陣でも組んで召喚してみるか(コックリさんしか知りませんが)・・・ええぃ、何を馬鹿な!。非科学的なことは信じていません。それでも、茜町の怪談・秋葉家の亡霊の謎を解く事は、最早、私のもう一つの仕事なのです。なぜなら、実家が事故物件では・・父が介護となればヘルパーさんの確保が困難になります。また、将来、家を売却するにも安くたたかれてしまいます。それこそ、リアルなオカルトです。

 このままでは、めまいで後遺障害12級を取ってしまいます。もう、必死です。ネットや書籍で幽霊について調べました。死への準備や心構えなど無く、急に亡くなった人間は、その想念がエネルギーとして物質社会に残存するのでしょうか。結局、実証的な文献は皆無、何ら証明できる方法に近づくことができません。非科学的なことを科学で解明しようと試みることこそ、矛盾しています。だからと言って、霊視だの霊能力者だの、超自然を商売にしている連中は、うさん臭さしか感じません。連れてくれば、きっと、母の霊が見えると言うに決まっています。何か見えなきゃ、お代を取れないからでしょう。お札も石も売れません。「見えなかったから、今回は交通費だけでいいです~」と、実費だけで帰る霊能者を見たことがありません。

 何より事実関係の確認からです。ことあるごとに「母を見た」と言う、認知症の父から話を聞いても詮無きこと、とりあえず、一向に進まない母の遺品整理を毎週日曜日に進めました。さらに、あれからすっかり怯えている山口さんを見つける度に、慎重に母の目撃者や出現場所を問いただしてみました。

 こうして、私の週末探偵(それも心霊探偵)の日々が始まりました。  

One more time, One more chance

 くだらない噂話などしない山口さん、誰がとは特定を避けながら、母の目撃情報を毎回1つは教えてくれました。その一つを言い終わると、毎度一瞬で自宅に滑り込みます。あれから山口さんの自宅玄関には、塩が盛られています。要らぬ迷惑をかけてしまった。

 さて、その、目撃情報ですが・・・   1、向いのホーム

 ・・・母が実家最寄りの蒲生駅(東武伊勢崎線)に居た?   2、路地裏の窓

 ・・・問題の出窓を指すのでしょうか、この目撃談がもっとも多く、3件聞きました(1件は山口さん含む)。   3、交差点

 ・・・母を含め家族がよく利用した、近くのセブンイレブンのある交差点でしょうか。    噂の多くは尾ひれがつくもの。おそらく、ほとんどは見間違いや、幽霊騒ぎ下の無責任な好奇心がそう見せているだけかと思います。    そして、ある法則性に気付いてしまい、この目撃談の信憑性を大きく下げることにしました。

 もうお気付きの方もいるかと思いますが、小タイトルの通り、目撃場所は山崎 まさよしさん(※1)の名曲、「One more time,One more chance」にでてくる歌詞です(※2)。偶然か、それとも、名曲の普遍性が一致させたのか・・。

 私は、目撃場所を聞くたびに、「こんなとこにいるはずもないのに ♪ ...

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 コロナ休が明けたと思ったら夏休みに突入、もしくはお休みのまま突入の学生さんも多いことでしょう。今、世界を震撼させている新型コロナ、この現実の恐怖に対し、生半可なフィクションなど到底歯が立ちません。ここは、限りなくほぼ実話の怪談話でいきましょう。少し時間をかけて連続4回の短編小説にしました。

 トイレを済ませてからお読み下さい。  

夢で逢えたら

 母の夢をみなくなりました。いわゆるロスの期間は去ったのでしょうか。月日は人の心を癒す唯一の処方かもしれません。     母は昨年、桜の咲く頃、脳梗塞で旅立ちました。亡くなる前日まで元気に仕事をしていましたから、あまりにも急な喪失です。49日を終えたころからおよそ半年間、ちょくちょく夢に現れては、「あれっ、死んだはずでは?」と、目覚めに記憶の混乱をきたしたものです。夢の中では普通に生きているのです。幽霊やゾンビなどとは似つかわず、生前のままです。あれっ、確かに火葬したよな、納骨で墓に収めたはずだよな・・・実際、夢の中で「何で生きてるの?」と本人に聞いたことすらあります。父も時折、「今日、母に会った」と言っています。どうやら父の認知症は進行してるようです。

 交通事故である日突然、家族や友人を亡くすとはこれに近いのかと、妙に仕事上の分析をしていました。

 一連の葬儀で親戚の皆さんが頻繁に実家を訪れました。老境に差し掛かった4人の叔母達、つまり母の姉妹ですが、それぞれ健康上から、最近はお墓参りもままなりません。今年はコロナから1周忌も中止しました。健康であった母以外は、皆それぞれ持病を抱えています。風邪をひいても危険なのです。そのくせ、叔母達は大変気が強く、あきれる程の負けず嫌いで、集まれば些細な事でも言い争いが始まります。私達甥や姪も、子供の頃からずっと辟易していました(昭和には「ひく」という表現が無かったもので)。もっとも、最近はそれぞれ一回は手術をしているようで、ペースメーカーやら投薬やらの話題がつきません。集まると冗談で「次は私の番よ」と、まるで鬼籍へも競争しているようです。

 

死んだはずの母が窓に(怖)

 話は昨年に戻りますが、夏も終わりに差しかかる頃、季節外れの噂が近所に流れ始めました。

 私の実家はヤオコー(スーパーマーケット)の隣にあり、町内の買い物客がそぞろ家の前を通ります。今は父一人が住む実家ですが、ご多分に漏れず主婦のいなくなった家は掃除や管理が行き届かず、ややすさんだ雰囲気です。まったく男手はだらしないものです。その男手ながら、私がたまに帰って掃除をしています。最近は玄関の照明も切れて、街灯だけでは薄暗く、いかにも貧相です。まして、認知症気味の寡黙な老人が一人ひっそり暮らす様は不気味で、よく言っても”茜町の限界集落”と皮肉りたくなります。

 とにかく電球だけでも替えなければ。ある日、LED電球を握りしめて帰宅、早速、軒の電灯を差し替えようと脚立を立てていたところ、何気なく気配を感じて振り向くと、お隣さんが見上げていました。お隣の山口さんは自営業で町内会にも顔が広く、誰とでもきさくに接する人です。それでも、よく居る町内会の噂好き・情報源、今でいう”町内会のインフルエンサー”とは違い、商売人らしく余計な事は言いません。噂や誹謗中傷の類は決して口にしない好人物です。

 いつもは挨拶をするだけの関わりですが、この節、葬式はじめ色々とお世話になりました。これから数秒、挨拶と少しの言葉+笑顔で終わる予定でした。ところが、山口さん、怪訝な顔を崩しません、さらに、何か言いたそうな素振りです。いつもであれば、それ程気にすることではありませんが、父の認知症、母を失ってからやや進行したかの現況も気になります。私は思い当たることがあったので、昇りかけた脚立を降りると、思いきって質問しました。    「すみません、父がなにかご迷惑をおかけしていませんか?」    「あ・・えーと、まぁ、お父さんはとくに・・」    歯切れが悪い。こうなると、問いたださねば東京に戻れません。    「お気遣いなく、なんでもおっしゃって下さい。何か解決できることであれば、すぐにでも・・」    山口さんは少し迷ったようですが、    「う~んとね・・・いえね、お父さんの事ではなくてお母さんの事なんだけどね・・」    「母? 亡くなった母のことですか?」    「息子さんに言っていいのか・・最近、近所の人から、2~3人なんだけど、よく聞かれるので・・」   続きを読む »

 おなじみのプラトー骨折(高原骨折、脛骨近位端骨折)です。

 機能障害の認定への流れはいつも通り。今回は既往症の欄を正確に修正しました。事故受傷と既往症が被ると、元々、傷んでいた所に事故受傷が加わって、より重くなったか否かが問われます。つまり、加重障害の計算となります。

 計算式は、現存障害(事故が重なった今の状態)-既存障害(事故前の状態)

 このような特殊な認定となります。既往症があれば、自賠責保険・調査事務所は、古い治療記録を確認する必要から、昔のケガの治療先へ医療照会をかけます。本件の場合、受傷箇所は別で無関係です。それでも、無関係であることを確認するための医療照会で、審査が長引く懸念があったのです。自賠責の立場であれば、無駄な手間をかけることになります。 私たちの仕事には、このような細心の注意も必要なのです。

審査時間は短いが一番です

12級7号:脛骨高原骨折・内側側副靭帯損傷(60代女性・千葉県)

【事案】

駐車場内でバックしてきた車にひかれ、左脛骨のプラトー骨折、左橈骨頭骨折、左豆状骨骨折をした。救急搬送先で応急処置後、かかりつけの病院に搬送され観血的整復固定術(スクリュー固定)を受けた。

←骨折様態はこのタイプに近い

【問題点】

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金澤です。

 

この日は、所長の秋葉と2人、横須賀まで被害者の方に会いに行ってきました。

私自身、横須賀と言う名前は聞いたことがあるも、初めての街でした。

 

もちろん仕事で行くのですが、

前日に横須賀をリサーチして臨みました。

18時前に仕事が終わる予定でしたので、終わってから横須賀中央駅から徒歩10分圏内にある、軍艦「三笠」を見て、軍人カレーを食べて帰ろう。と決意していた。

色々な土地へ行くのは、長距離等は少し大変ですが、行ったことのない土地に行けるのは仕事の楽しみの一です。

 

仕事が終わり、時間は17時!

帰路へ足を運ぼうとしながらお手洗いに行きたいと言う所長の秋葉に一言。

 

金澤「ここから徒歩10分で港があるのですが、軍艦三笠とトイレがありますよ」

秋葉「!?……」

金澤「先生、軽いウォーキングは身体にも良いです。行きましょう」

秋葉「雨が降りそうだから…」

金澤「天気予報によると雨は降りません。行きましょう」

秋葉「・・・」

金澤「さあ、行きましょう!」

 

行きたがらない所長を半分強引に連れだし、軍艦三笠を見物に行きました。

 

 

ドドーーーーーーン!!!!

 

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金澤です。

 

今日は難しい話やから離れ岩手のお土産の話をしていきます。

秋葉が先週の土曜~今週の月にかけて岩手滞在しておりました。

 

秋葉岩手出張の回

 

毎回、秋葉の出張帰りはお土産にありつけます。

間違いなく外れはありません。期待が膨らむばかりです。

 

その日はお土産を貰うため、腰を低く出勤します。

私のデスクに、なにやらお土産らしき箱があります。

 

 

家に持ち帰り、帰宅後手を洗い。炊飯器を可動。

1回で全部食べるのはもったいないので、コメが炊き上がるまではビールで2~3口つまみながら、待つ事に。

全部食べてしまわないよう、別の容器に移し替え、保存して置くことに。

 

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 それでも、重傷者の窮地を計れば、判断せざるを得ません。申し訳ないのですが、万全の準備・消毒を徹底の上、行ってまいりました。    後遺障害等級を複数追う案件です。どうしも、併合で等級を一つ上げたい。それが本件のミッションです(詳しくは半年後位の実績で紹介します)。

 同行した病院は2軒、受付で(東京からの)名刺を提示しました。振り返ると私が触れた所を念入りに消毒しているような・・気のせいでしょうか。     さて、岩手県へは人生初上陸です。土曜日の病院同行でしたので、翌日は恒例の出張立ち寄り湯です。狙いは夏油温泉(げとう温泉と呼びます)。二日間ずっと雨が降りしきりでしたが、湯に浸かれば雨など関係ありません。

 連日の雨、コロナの影響でお客さんもまばら。ここでは以下、7つの湯をコンプリートするのがミッション ↓ (女性専用:滝の湯と豪雨で橋を外した:目の湯を除くと5つになります。)    なんと4つの露天風呂、すべてが足元湧出!!!!、新鮮な生まれたての湯に包まれる至福の瞬間を味わいたい。しかし、全湯制覇で最大の難関は夏油温泉の顔とも言うべき「大湯」です。最も成分が濃く、数百年間、湯治の為にこんこんとわき続ける夏油のレジェンドです。平均47度に達する湯温は生半可な温泉好きを寄せ付けません。この日は、多分46.5~47°位、湯舟はまさに熱湯風呂。

(「押すなよ、押すなよ」)と心でつぶやき、湯に浸かるも1分が限界、これを数回繰り返します。全身はヒリヒリ真っ赤、とくに足の爪の痛さに悶絶、「これで体に良いのか?」などと言ってはいけない。

 激熱以外の感想は、色はゆらゆら感のある透明、味は薄塩えぐみなく、香りは弱硫黄臭、浴感はph中性もややピリピリ。パワーを秘めた塩化物泉と言ったところでしょうか。    続いて疝気の湯に移ります。豪雨による川の増水で泥水が混入、38°程度まで下がっています。これなら30分も入っていられます。翌日は美しい湯花が漂うクリアな姿を取り戻し、42°の快適さ。薄塩味とかすかな鉄臭、弱アルカリ性のなめらかな浴感を堪能しました。

 尻下からわずかの振動(ボコッ)を感じると、湯が気泡と共に背中を転がりながら登っていきます。まるで全身が地球に溶け込むよう。泉質に限らず、足元湧出に勝る湯はありません。

 視覚では、新緑の渓谷美を堪能したいところですが、目の前2m先に茶色の濁流がごうごうと流れていく、これもかつてないスリリングな入湯となりました。

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 警察の飲酒検問にあった際、ダッシュボードにワンカップやビールを忍ばせておき、検問の手前で停止して、慌てて飲酒して、「飲酒運転はしていません、今、飲酒したのです」。

 この手口は十数年程前、ドラマ化された人気漫画「カバチタレ」で披露されました。

 当時のネットを観ると、同様の手口で逃れようとしたおバカさんがそこそこいたようです。交通課のお巡りさんに聞くと、「またカバチか」と未だにこのおバカさんに出くわすようで、あきれています。

 もちろん、この手口は一切通用しません。面前での飲酒が検知拒否、公務執行妨害となり、直ちに検挙されます。それでも飲酒運転を否定して争った場合、 検問に至る行動のすべてが徹底的に洗われ、どこでなんの酒をどれ位飲んだかが調べられます。ウィドマーク法により、運転当時の血中アルコール濃度が推定され、裁判では、全件が飲酒運転を認定しており、敗訴の結果となっています。当然ですよね。   ■ ウィドマーク法とは

 飲酒してある時間が経過したときの血中アルコール濃度と呼気アルコール濃度を推定するもので、以下の計算式で求められています。 A=D×Cd×sg C=A/(W×γ) Ct=C-β×tCt’

Aは、アルコール摂取量(g ) 、Dは、飲酒量(ml)、Cdは、酒類のアルコール含有量=濃度、sgは、エチルアルコールの比重 0.792 、Cは、血中アルコール濃度(mg/ml ) 、Wは、体重、kg、γは、アルコール体内分布係数、 0.60 ~ 0.96 、Ctは、飲酒からt時間後の血中アルコール濃度、mg/ml、βは、アルコール減少率、 0.11 ~ 0.19 、C ...

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 数年前より繰り返し意見してきた、「既に弁護士に契約しているのに相談」について。

 これは、いわゆるセカンドオピニオンということになります。しかし、その数は年々増加の傾向です。

 もし、事故の解決に向けて何か疑問が生じた場合、弁護士に契約・依頼しているのですから、その弁護士に質問すればいいだけのことです。ごく普通の話と思います。しかし、こと交通事故は例外のようです。つまり、依頼者さんに安心をもたらす回答ができないのです。それは、交通事故の知識が乏しいことを証明しています。「交通事故に強い」との触れ込みが、残念ながら「はりぼて」だったと気づく瞬間です。

 よく聞いた例では、弁護士は最初の相談で会ったっきり、その後は事務員がすべて対応、何か質問してもレスポンス悪く、即答など望めません。委任契約して、弁護士費用特約に着手金の請求が終わると、関心が薄れてしまったのか、ただ「診断書を待っています」の対応に終始です。何か必要な検査や診断書の記載内容を質問しても、事務員から「早く診断書を書いてもらって下さい」と。ここに至って被害者は不安のどん底に陥ります。

 ここで、賢明な被害者さんは、弁護士交代に踏み切ります。しかし、一度信頼して任した以上、解任は勇気のいることです。「その弁護士さんに悪いから」・・日本人は優しいのです。それでも、深刻な後遺症を負った被害者さんとその家族にとって、賠償金が残った人生のすべてとなります。    色々な商売がある中で、30%もの他社からの乗り換えは異常な数字です。そりゃ、使ってみて合わない、気が変わったなど、消費者の浮気心は常の事です。しかし、30%はもはや最初の商品が欠陥だったかのような数字ではないでしょうか。交通事故分野で有名な弁護士事務所の先生も同意見です。電話で「秋葉さん、今月は(切り替え契約が)〇〇から2件、〇〇から1件、あっ、○○も今年既に3件だよ。」と。〇〇はネットでおなじみの弁護士事務所です。弁護士間でも契約切り替えは頻繁なことのようです。他の商品に同じく宣伝・CMが勝負を決するとは言え、被害者救済を謳う士業者による宣伝優位の業界の姿は、やはり異常です。    秋葉事務所のご依頼の一定数、もはや3割はこのような状況からの相談・ご依頼なのです。私どもは後遺障害の認定まで打つ手・策を提案し、解決までのロードマップを示します。それだけで、被害者さんのもやもや感は解消、顔はみるみる明るく変貌します。弁護士を何十人何百人を抱える大型法人事務所であっても、一人の弁護士が受任・経験する案件はせいぜい年間10~30件でしょう。しかも、ほとんどの弁護士先生は交通事故ばかりをやっているわけではりません。交通事故は数ある受任項目の1ジャンルに過ぎないと思います。秋葉事務所のような交通事故外傷だけに特化した専門中の専門事務所と比べては、絶大な経験差・実力差があることはある意味当たり前です。    策なき弁護士先生に任せっぱなしでは不安から抜け出せません。何より恐らく残念な結果が待っています。どうか勇気をもって相談をして下さい。

 そして、できれば弁護士先生も抱え込まずに、私どもに声をかけて下さい。今までも謙虚な先生はご依頼を受けた被害者さんの為に、行政書士ごとき下位資格の私どもに相談をして下さいました。それらの先生の人柄と仕事への姿勢は実に誠実、さわやかでした。以来、このご縁から、多くの弁護士先生とお互い被害者救済に知恵を交換、協力関係に発展しています。    

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金澤です。

 

最近の豪雨、九州をはじめ、関東甲信越まで非常に強い勢力で雨が降っておりますね。

岐阜の方でも観測史上最高の降水量を記録したとか・・・

去年は東京近郊(多摩川が氾濫したり)相当な被害を受けました。

 

毎年毎年どこかしらの地域で水災が相次いで起こっておりますよね。

そんな中、大手4社が保険料引き上げ予定を発表しましたね。

 

損害保険大手4社が2021年1月から住宅向けの火災保険料を全国平均で6~8%程度引き上げる。自然災害が相次ぎ保険金の支払いが増えているためで、高い地域では1割以上、上がる見通し。今年度も自然災害の発生が続いており、来年以後も上昇が続く公算が大きい。

 

東京海上、損保ジャパン、三井、あいおいの大手4社は8月中にも詳細を決める。との事らしいです。

 

来年以降も上昇が続く公算‥‥

また毎年色々な地域で水災が起きると言う事でしょうね…

自分は無関係。等と思わず、常に災害に対する準備をしておく必要がありますね。

 

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 顔面の頬骨、下顎骨の骨折から外傷性顎関節症になったケースを数例、経験しています。

 その内、プレートで固定したものから、かみ合わせの矯正でほぼ完治したものもあれば、開口障害やそしゃく障害、咬合障害(かみ合わせが悪くなった)、円板損傷からあごにクリック音が残った患者さんもおりました。それらの症状を後遺障害等級に結び付けるには、適切な診断書と画像は必須で、経過的な観察記録やそしゃく状況書など、自らの主張も整理する必要があります。

 専門医にかかろうと、医師は治すことが仕事です。後遺障害の立証方法など知る由も関心もないのです。だからこそ、適切な認定までの船頭が必要と痛感します。   本例は大変でしたがなんとか12級(ふぅ)。 自賠責もちょっと甘かったかな?  

12級相当:外傷性顎関節症・そしゃく障害(30代女性・東京都)

【事案】

自転車で歩道を直進中、路外からの自動車の衝突を受けて転倒。腰椎症の他、顔面・頭部への打撃から、開口障害、そしゃく障害を発症したもの。

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